旅する作家の道具箱 第2回 資料はとメモはEvernoteから

旅を始める前から、会社員として働いていた時もメモなどはすべてEvernoteだった。だから小説についてもEvernoteを使うことはほとんど必然だった。

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Evernoteとは何か? というのは今更説明の必要はないかもしれないが、簡単に書けば「パソコンやスマホなどで同期が取れるメモアプリ」と思えばいい。
Evernoteは執筆のすべてのステージで使っている。

  1. 執筆前の気ままなメモ
  2. 構想を練る時
  3. 執筆中のメモ
  4. 執筆後の推敲

保存のルール

まず、保存する際のルールだけを紹介しよう。

○資料……Webサイト、雑誌、本、など外部から入ってくる情報

ノートブック:Novel Scrapbook
タグ:clip, novel, (web, email, magazine, bookのいづれか), idea

○メモ……自発的に思いついたメモ

ノートブック:Novel Note
タグ:novel, note, idea

また特定の作品に依存する資料やメモはすべて、作品名をつけたノートブックに保存する。

使い方

ここまでのルールを守ってノートを貯めていくと、いざ小説を書こうと思った時に、Evernote全体で「tag:novel tag:idea」と検索すれば、過去の自分が興味を持った資料や、思いついたネタが一覧で出てくる。その中からピンとくるものを探せばいい。

また、いざ執筆を始めたら、すぐに作品名のノートブックを作り、そこに関連資料を全部放り込む。特に旅をしているとネットで見たものや過去に貯めた資料が大半になるので、とにかくクリップしていく。そうすればネットが繋がらない時でも、資料にアクセスすることができる。

また執筆開始後はタグの使い方が少し細かくなる。すべてのノートが次の三つのどれか(極めてまれに複数)のタグを持つ

  1. document - 作品に直接関係する資料(プロット、人物ノート、舞台ノート、など。基本的には自分で作成したもの)
  2. research - 調査資料。たとえば舞台となるエリアの写真など。
  3. note - メモ。思いつきとか

Evernoteは検索の保存ができるので、それぞれのタグを含む検索を保存しておき「設定・プロット」「調査資料」「メモ」という名前ですべて保存しておく。そうすると、執筆中はこの3つの検索を行き来することになる。

まとめ

Evernoteの使い道は以下の3通りと言える。

  • 資料のクリッピング
  • メモ帳
  • プロットや人物設定などの作成資料

オンライン時に同期さえしておけば、オフライン時にもすべての資料へアクセスできる。また常日頃いろんな資料を放り込んでおくと、いざというときに役にたつ。自分が入れているような情報を適当に挙げてみよう。

またiPod touchにもすべてのノートをオフラインに保存しているため(そう、Premiumユーザなのだ)、執筆時に、常時みたいものはiPodで開きっぱなしで隣に置いておいたりもする。そうするとパソコン上で画面を行き来せずに便利なのだ。

というわけでEvernoteは紙のノートの代わりであり、スクラップブックの代わりであり、設定などを書いておく作品ノートの代わりである。

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