【書評】昭和史(半藤一利)

旅の最中、昭和について学ぼう、などと決意をしたものの、日本語の本を自由に買える環境にもなく(旅の途中なので)、当然の結論としてAmazon Kindleストアにて昭和史を語る本を探してみた。

本当は当時の生活感や国民側の動きを学びたかったのだけど、まずは基礎知識として「お上の動き」を学ぶことにし、この本を手に取った。

「昭和史 1926-1945」半藤一利

つまりちょうど戦争が終わる頃までの昭和史についての本だ。この本は実際に半藤氏が講義として、口述したものを編集者がまとめ直しているということもあり、堅すぎない、むしろ意外とポップな仕上がりになっている。ちょっとした豆知識、政治家や天皇の印象的な発言など、お堅い政治の話の合間に挟んでくれるものだから、その”面白い”部分と堅いけど”大事な点”というのが繋がって、頭に入りやすいようだ。

と、控えめに書いてはいるが、実のところ大ファンになって、すぐに同氏の「昭和史 戦後篇」を買い、それでは飽きたらず、「半藤一利と宮崎駿の腰抜け愛国談義」まで買ってしまった。読んでいて知ったのだが、半藤氏は月刊文藝春秋の編集長だったという。編集者時代にこういった知識を貯めていったのだろうと思うと、尊敬する(参考:Wikipedia 半藤一利)。

全体として政治・軍事の話に終始するかと思いきや、意外と庶民生活にも入り込んでいることもあり、そういう意味でも自分の読み始めた意図と合ったと思う。

もっともっとずっと昔に読むべきだった本の1冊だ。

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