キューバの葉巻をオバマが手にしたとき、私が気付いた基本的な創作効率の上げ方

インターネットなんていらないよ、という話(をインターネット上に掲載するという矛盾)

昨年から今年にかけて、年末年始の1ヶ月をキューバで過ごしました。オバマ大統領がキューバに対して、経済制裁緩和を打ち出し、新聞などでも話題になっていますね。その緩和処置が発表されたとき、ぼくらはキューバの首都ハバナにいて、現地の人が興奮している様子を生で見ていました。

キューバは葉巻で有名です。単純にたくさん作っていると言うだけでなく、その品質もピカイチだと思っています。私は紙巻きタバコは吸いませんが、葉巻は吸います。だからキューバに来るのは本当に楽しみにしていたものです。そんな折、キューバの知人から「オバマがキューバのシガーを持ってメディアの前に出た」という事件を聞きました。

そう。本当にこの件は事件なのです。キューバの葉巻は本当に品質が良く、本当はアメリカの葉巻ファンも欲しくて仕方がない。だって、キューバとの輸出入を禁止したジョン・F・ケネディ大統領も、なんと禁輸処置をする直前に自分用の葉巻をしっかりキューバから買い占めているのです。オバマは葉巻ファンなのか、私は知りませんが、そうやってアメリカがやせ我慢していた葉巻を大統領が手にした、というのはそれだけで “アメリカとの国交が回復する前触れ” として十分だったわけです。

さてそんな大きなニュース、しかも私が好きな葉巻に関するニュースですが、ぼくらは現地の人からの又聞きでしか得られませんでした。そう、キューバにはネットがないのです。正確には高い金を出せば、あるのですが、本当に高いので現実的じゃないのです。

1ヶ月もインターネットがない生活は、大人になってから初めてだと思います。1〜2週間ならばともかく、1ヶ月はない。特に旅に出てからはネットに依存することが多いです。

  • 友人・知人とのやりとりもネット
  • ブログを書くのだってネット
  • ニュースを見るのもネット
  • 他サイトへの寄稿もネット経由
  • 小説の勉強会もネット
  • 旅の情報収集もネット

どうなることやら……、と思っていましたが、結論から言いましょう。

まったく問題なし。中毒症状も起きません。むしろ、この期間、創作活動はネットがない分、余計に捗りました。小説を書く上で、調べごとをネットですることが多いのですが(特に旅の間)、それができないので、自分が知っている知識で書くか、調べなきゃいけない部分だけ、後回しにして、どんどん書くことができます。

いかに自分がネット上で無駄な時間を過ごしてきたか。それを痛感させられました。みなさん身に覚えがあると思いますが、ネットで調べごとをしていて「ついつい寄り道してしまう」ということがあります。3分で調べられたことを、寄り道が盛り上がり、20分も使ってしまったなんてことも(あるいはもっと)。

また、創作中の調べごとは集中力を途切れさせます。小説を書くという作業は高い集中力を求められます。それが1分でも途切れると、また同じコンディションに持ち込むのに数分〜あるいはもっとかかります。つまりたとえ1分でも調べごとに時間を費やすべきではないのです。

ネットがあると1分でも悪影響のある “調べごと” に数十分も費やしてしまう。最悪の結果です。

このことから学びました。キューバを出てから実行しているのですが、創作活動中は

「書く」と「調べる」は同時にやらない

ことが大事です。書くときは書き続ける。例えば最近は旅の小説を書いているので、地名やその地域の特徴・歴史を調べる場面が多いです。でも書きながら調べない。書くときは書く。知らない地名は “A町” とかでOK。その地域の描写など、必要なら後で足せばOK。感で書いて、あとで訂正するのもいい。

最近の書き方は

調べる → 書く → 調べる

というのが大きな流れ。

このことは何も私が発見したことではなく、たとえばスティーブン・キングなども言っていたことです。知識としては知っていましたが、こうも効果を実感したのは初めてでした。書くときはネットをオフライン。これをこれからの定番にしたいと思います。

上手にオフラインを使いこなしたいものです。

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