全てのフェーズで役に立つ 旅人ブロガーのためのEvernote活用法

旅をしながらブログを書くという人が増えています。そんな旅人のブロガーを集めたウェブ媒体も増えているし、ライターをやりながら旅をするなんていうスタイルも増えています。みんないろんなアプリを活用していると思いますが、実はEvernoteひとつで、無理なく旅をしながらブログを書くということができることを紹介します。

ライティングのフェーズ

まずこれからブログをやる、ライターを目指すという人のために、大雑把な執筆の流れを書きます。

  1. ネタを集める
  2. 記事の概要を決める
  3. 調査をする
  4. 執筆 
  5. 投稿
  6. 反省・フィードバック

これに加えて、自分のブログ以外に記事提供する場合は、企画書のやりとりなども発生しますね。その辺もEvernoteが活躍しますが、今回は割愛します。

各フェーズでのEvernoteの活用方法を見ていきましょう。

ネタを集める

Evernoteがもっとも得意とするところです。とにかく「あ、コレ書きたいな」と思ったらEvernoteに溜めていきます。ネタは多ければ多いほど後が楽。だから「もしかしたら書かないかも?」などといった評価はせず、書きためましょう。

ネタを書きためるときのルールは……

  • 1ネタ=1ノート
  • ネタノートには blogidea タグ + どのブログ用か分かるタグ
  • 使い終わったネタには posted タグ

わたしは個人で書いているブログが2個。それに加えて、寄稿先・提供先が複数あるので、どの媒体用のネタかをタグで管理します。が、ネタによってはどのサイト用か決まらないときもあります。そういうときは複数のサイトをタグしてしまいます。

例えばAブログ用でもBブログ用でも使えるネタのタグは「blogidea, blog-a, blog-b」という形。複数のブログをタグしていても、どこかでそのネタを使えば posted タグがつくので、被ることもないですし。問題なし。

で、ネタの書き方ですが、自由です。タイトルだけのときもあれば……

タイトル + 概要のときもあれば……

タイトル+概要+具体的な内容に触れることも……

また、新聞やニュースサイト、他人のブログなんかから何かを思いつくときもあります。スマホで新聞を読んでいるので、それをクリップして、ひと言メモしておいたり……

ウェブクリップにひと言メモを書いておいたり……

とにかくメモやクリップに blogidea タグさえつけておけばOK。こういうアイディア出しで体裁にこだわるとうまくいきません。

以下のような「検索の保存」を用意しましょう。

※「検索の保存」にぴんとこない人はこちら→「保存された検索」の作成

  • tag:blogidea -tag:posted (全ブログネタ)
  • tag:blogidea -tag:posted tag:kenemic.com (kenemic.com用のブログネタ)

普段からネタを溜めておけば「ブログを書こう」と思ったときに、何を書くか悩まず、この検索結果から選んで書けばいいというわけです。

記事の概要を決める

これはブログネタの時点で決まっていることもあれば、まったくゼロから考えることもあります。記事の概要は先ほどのフェーズで作ったブログネタに書き足す形で、自由に追記していきます。

あまりルールはありませんが、だいたい以下のようなことを書いておくと、執筆でスムーズです。

  • 「○○の10のこと」のようなリスト記事なら、その10のことを書き出す
  • 記事のオチや結論を明確にしておく
  • 出だしの文章を書いてみる

出だしの文章を軽く書いてみると、自分が書きたかったことが明確になることが多いです。実はコレ、小説を書くときにもよくやります。

なんとなく「こんなことを書きたい」と決めているけど、イメージがぼやっとしているときに、ボツにする前提で出だしを書いてみると、不思議とイメージが固まってくるんですね。

調査をする

これもEvernoteが本領発揮する分野ですね。ウェブや新聞などのクリップは当然として、旅をしていて気になった物はとにかくクリップしておきます。

旅をしていると、すべてのお店や土地が一期一会。例えばレストランに入って「美味しいな」と思ったらメニューや看板の写真を撮っておく。そのときは記事にするつもりはなくても、あとになって「書きたい」と思ったとき、値段や店名を確認できます。

またネットの情報も積極的にクリップしておきます。というのも記事を書くときにいつもネット接続があるとは限りませんし、あっても海外だと凄く遅いことが多いです。だから「記事を書きながら調べる」というスタイルだと執筆に時間がかかります。ネットがあるときに調べごとを済ませておいて、あとはオフラインで一気に執筆するのがオススメです。

投稿

みなさんブログは何を使っていますか? わたしは WordPress です。そして WordPress がオススメです。ここでは WordPress を前提に説明します。

多くの人はブログを書くときに、そのブログの投稿画面で執筆をしていると思います。たしかに多機能で使いやすかったりしますが、あえて言います「それはやめなさい」と。

投稿画面に直接書くデメリットは……

  • オフラインで執筆できない
  • 投稿時にエラーになると、全部消えてしまう可能性がある
  • 画像を張る操作などが遅い

じゃあどうするか? Evernote です。

わたしはすべての記事を Evernote で書いています。そしてその記事をそのまま投稿できる環境を作りました。方法は簡単。それはWordPressのメール投稿機能を使うこと。

Evernoteからメール投稿すうための準備は3つ。

  1. [Wordpress] Jetpackのメール投稿を有効化
  2. [Wordpress] JetpackのMarkdownを有効化
  3. [Evernote] テンプレート作成

1. メール投稿を有効化

Jetpackのメール投稿を有効化しましょう。

で、プロフィール設定画面にいくと、メール投稿用のメアドがあるので、それをアドレス帳にでも保存しておいてください。

2. Markdownの設定

これは上級者用なので、初心者の人は無視ししてもいいです。もし興味があれば 下記のサイトなどで勉強してみてください。なくてもこの後の工程は、ほぼ一緒。

コレの設定も簡単で、同じくJetpackからMarkdownを有効化するだけ。

投稿テンプレートの作成

さて、これらの設定が終わったら、ひとつだけEvernote側で準備することがあります。それは投稿テンプレートの作成。メール投稿で、特殊な記法をすると予約投稿をしたり、タイトルを指定したりといったオプションも指定できます。

例を見てもらった方が理解しやすいでしょう。こんな感じのテンプレートのノートを作っておいてください。

こんな風にテンプレートを作っておいて、記事を書くときは穴埋めをしていけばいいというわけ。この辺の意味が分からなければ、下記のリンク先を参照してください。テンプレートは人によって違うと思うので、自分で作成してみてください。

Jetpack by WordPress.comのメール投稿時に利用可能なオプション

執筆〜投稿

さて、ここまで準備ができていると、執筆と投稿は超がつくほどスムーズです。

ざっくり流れを書くと……

  1. テンプレートをコピーして、Evernoteで執筆
  2. 写真の挿入もしておく
  3. 必要な書式などもいれておく(太字・タイトル・リンクなど)
  4. メールで投稿
  5. WordPress側で確認し公開

実際にサンプルで記事を書くとこんな風に見えます。

またEvernoteのSkitch機能(右クリックで出てくる「この画像に書き込み」)を使うと、記事を書きながら写真に文字や矢印を書くことができます。この記事でもたくさん使っているので、上の方の写真を見てください。

ブログを書いていると、こういうちょっとした書き込みって凄い便利なんです。しかも記事を書きながら「あ、ここ強調しておこう」ってな具合に、チョチョイと画像に書き込めるので本当にスムーズです。

この方法だと、オフラインで完全に記事を完成させることができます。ここまで記事を書いたら、さきほど取得したメール投稿用のメアドにEvernoteから直接送信して、数分(1〜2分? あるいはもっと短い)待てば投稿はほぼ完了。

わたしは最終確認をWordpressでやりたいので、上のサンプルでもそうしているように「status draft」をつけて、メール投稿された記事は公開されず下書きとして保存されるようにしています。

あとはWordpressで確認を済ませ、下書きを投稿すれば完了。

反省・フィードバック

ここまでで通常の流れは完了ですが、向上心を持ってやるなら、反省したり、記事を改善する努力をしたいですね。

わたしも今までブログは書きっぱなしでしたが、「反省・フィードバック」を始めました。何をするかというと、Evernoteで月に1度、以下のような内容を含む、振り返りのメモを書きます。

  • 今月の人気記事ベスト5 + なぜ人気だったか?
  • 今月の人気記事ワースト5 + なぜ人気がなかったか?
  • 先月に比べてどうか?
  • 来月はどうすればいいか?

すごく簡単なものですが、これは誰かに見せるためではなく、自分が「反省する」機会を作るためにやっています。

いかがでしたか?

いまや知らない人はいないくらいのEvernoteです。活用の場面もどんどん広がっています。実はこういったクラウドサービスの恩恵って、旅人こそ大きいのです。

今回見てもらって分かるように、ブログの運営で使う物は WordPress と Evernote だけ。他のアプリやサービスはまったく使っていません。極めてシンプル。とにかく定番のものを、定番なまま使いこなすのが、1番だと思います。

さて、Evernote中心でブログを書くメリットをまとめて終わりたいと思います。

  1. オフラインで作業が完結 ▶投稿の瞬間以外は全部オフラインでOK。
  2. どこでも作業ができる ▶Evernoteで書くということは、スマホでも書けるし、ネットカフェなんかでも書けるわけです。いつでも書けるというのは、旅ブロガーにとっては大きな味方。
  3. 使い慣れたアプリである ▶これはもちろんわたしの主観ですが、使い慣れている人も多いでしょう。
  4. 全ての工程がEvernote ▶ネタ集め、情報収集、執筆、反省のすべてのフェーズがEvernoteで簡潔します。シンプルですね。

良き旅ブロガーを目指して、がんばりましょう。

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