映画は見るけど本は読まない人にオススメする3つの本の探し方

読書好きにとってはたまらない活動の1つが『本選び』。本屋を歩き回り、Amazonであれこれ検索して、欲しい本を1冊また1冊と買っていく。これが図書館なんかに行こうものなら、予算という縛りが無いものだから、見る本見る本を手にとってしまって、「おひとりさま10冊までです」なんて言われてしまう有り様なのです。ところが世の中には「何を読んでいいのやら……」という人がいる。今日は「映画は見るけど、本はあまり読まない人」が本を探す3つの方法をご提案します。

本は勉強であり遊び

「読書って勤勉な人がやることでしょ?」なんて思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはないのです。たしかに勉強のために読んでいる人もたくさんいますが、遊びのために、つまり暇つぶしとか、エンターテイメントとして読んでいる人もたくさんいます。

だから本選びというのは究極的には「好きな本」を読めばいいのです。しかし最近じゃ1年間に80000冊前後が出版され(参考:50年余りに渡る書籍のジャンル別出版点数動向をグラフ化してみる(2014年))、とてもじゃないけど「全部見て欲しい本を選ぶ」なんてことはできない。

そこで何か探す手がかりが欲しいわけです。そこで、比較的みんなが見ている映画から本を探す3つの切り口をご提案したいと思います。

  1. 原作を読む
  2. テーマから探す
  3. 舞台から探す

1. 原作を読む

まず『原作を読む』のが王道中の王道です。最近じゃかなりたくさんの映画が小説を原作としています。探し方は簡単で、映画のタイトルをWikipediaを見てみましょう。例えば以下の映画は小説を原作しています。

映画化される小説は比較的「分かりやすくおもしろい」内容であることが多いので、普段本を読まない人でも楽しめると思います。

「でも映画でストーリー知っちゃってるから」

という人もいるでしょう。大丈夫、小説ってストーリーを知っていてもおもしろいものなんですし、そもそも映画が小説の全てを語り尽くしているケースは極めて稀です。気にせず読んでいいでしょう。

それでもどうしても嫌なら、原作の作者の別の本を読むというのもいいでしょう。似たフィーリングの小説に出会えるでしょうからね。

2. テーマから探す

原作から探すと、見つかる本はもちろん小説です。でも、映画から探す本は小説だけとは限りません。

その映画のテーマから本を探してみると、思わぬ発見があるかもしれませんよ。

例えば『テルマエ・ロマエ』という映画があります。これは漫画が原作なので「原作を読む」というわけにはいきません(この記事の目的上、ね)。でも諦めないでください。気に入った映画があったら、その映画のテーマを思い浮かべてみましょう。

『テルマエ・ロマエ』は古代ローマの風呂を設計している人が、ひょんなことで日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、ドタバタするという話です。これだけでも大きく2つのテーマが見つかります。

  • 古代ローマ
  • 風呂

この辺のキーワードを使ってAmazonで探してみると、こんな本が見つかります(未読の本ですので、オススメしているわけではありません)。

ちなみに、ある映画からどういうテーマを思い浮かべるかはみなさん次第。例えば「テルマエ・ロマエは愛の物語だ」と言う人もいるでしょうし、「テルマエ・ロマエは夢を実現する女性の物語だ」と言う人もいるでしょう。そういう人は「愛」とか「夢」をテーマに探してみればいいのです。

映画では時間の都合も合って、掘り下げきれない部分もこうして本を読むと、いろいろ分かることがある。そうするとまた映画がおもしろくなる。殺人鬼や詐欺師が出てくる映画なら、そういった犯罪心理学などに手を出すのもいいです。

3. 舞台から探す

舞台から探すのも手です。舞台と言っても地理的な舞台と時代的な舞台があります。まずは地理的舞台から見てみましょう。

『プリンセス・トヨトミ』なら大阪、『築地魚河岸三代目』なら筑地、『まほろ駅前多田便利軒』なら町田(町田を舞台にしているらしいです)、といった具合に地名が浮かんできますね。そうしたらAmazonで検索してみましょう。日本でも舞台になりやすい地域(京都とか北海道とか)というのがあるので、そういった土地のことを知っておくと、今後映画を見るときも楽しみが増えると思います。

次に時間的な舞台を追ってみるのもありです。 

現代物だとちょっと探しにくいですが、例えば時代劇を気に入ったなら、その時代の風俗史を読んでみるのもいいです。例えば最近はノスタルジアブームもあり、昭和を舞台にした映画も多いですね。そうしたら昭和の本を読んでみましょう。『昭和史』のような堅い本でもいいですが、探してみるともっとゆるい昭和の本だってあります。

映画から本へ

「この映画いいわ!」

そんな映画に出会ったら、この記事のことを思い出してください。そして原作・テーマ・舞台から関連する本を探してみる。例えば原作を1冊、同じテーマの本を1冊、舞台が同じ本を1冊、と3冊の本にすぐに出会えます。2時間の映画からグッと世界が広がるのが分かると思います。

ちなみにここではAmazonで探していますが、実際に本屋に行くともっとやりやすいです。というのもジャンルごとに本が固まっているので、もっと広く関連した本を探すことが出来ます。ネットも本屋も上手に活用しましょう。

みなさまが良き本に出会えますように。

-----------------------
連載企画のご紹介です。
原稿用紙1枚の物語 - 原稿用紙1枚で小さな物語をお届けします(毎日更新)
世界旅小説 - 2年かけて回った世界の国々を舞台にした読み切り短編小説の連載です(不定期更新)
ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です