人じゃなくて企画をフォローするとネットはずっとおもしろくなる

TwitterもFacebookもブログも、みんな「ひと」をフォローする仕組みになっています。それでいいのだと思っていたのだけど、最近は考え方が変わってきました。いきなり人をフォローするんじゃなくて、企画をフォローした方がいいし、発信する側も「企画」を意識した方がいい。


「ひと」をフォローすると疲れる

Twitterで疲れちゃった人いませんか? 見ていて「なんで見ているか分からない」なんて人いませんか? わたしはよくあります。

ブログでもそう。Feedlyでいろんなブログを購読していますが、なんか「見たいものと違うもの」がたくさん並んでいると、「なんでこのブログを購読してたんだっけ?」なんて思ってしまいます。

参考: Feedlyを使うときに気にしている個人的な9つのポイント

あたりまえなんです。

このブログは田舎暮らしの様子が見られて楽しいなァ

なんて気持ちで購読してるのに、ブログ管理者が車を買って、いつの間にか2日に1回は車自慢の記事が投稿されていたり……

このブログは映画のレビューが鋭くておもしろいゾ

って理由で購読したのに「最近は時間がなくて映画を見ていないので、昨晩食べたお寿司のことを——」なんて記事がチョイチョイ差し込まれる。

これじゃない感がとまらない。

その「ひと」の全部を好きならなくていい

自分がその「ひと」の大ファンならいいんです。その人が書いたものならなんでも読みたい、という気持ちは分かります。でも全員にこの感情は持てない。

その「ひと」のすべては好きになってないけど、「この企画はおもしろい」ということはある。

この人の描くイラストが好き!

この人の短編小説がおもしろい!

この人の時事ネタでの視点が鋭い!

この人のエッセイはなんか和む!

そういう「この人の○○が好き」という感覚を尊重したほうがいい。

ところがTwitter・Facebook・ブログってのは、それがぐちゃぐちゃと届く。イラストが好きなのに、好きでもない日記も届く。ブログ論を読みたいのに、田舎料理のレシピも届く。

そうするとせっかくおもしろいものが薄まるんです。

だから企画をフォローしたい

このままじゃいろんなものが薄まっていく。

それじゃもったいないから、どうするか? そこで「ひと」じゃなくて「企画」をフォローしましょうよ。

その人のイラストが好きならイラストだけ、小説が好きなら小説だけ……、という具合に。

でもどうやって……?

ブログでもカテゴリ機能を使っているブログならそれが可能です。好きなカテゴリだけブログリーダーに登録すればいい。でも、そんなにうまくカテゴリ分けできていないブログがほとんど。

これはわたしの反省点でもあります。

そこでnoteのマガジンがおもしろい

それが自然とできているプラットフォームが note なんです。

noteでは「ひと」も「マガジン」もフォローできる。マガジンというのは、記事を束ねたもの。つまりそれが企画になる。これをうまく使えばひとりの人が

  • 《ブログ論》マガジン
  • 《エッセイ》マガジン
  • 《イラスト》マガジン

ってな具合に、いくつも企画を作ることができる。で、ブログ論だけ読みたい人は《ブログ論》マガジンをフォローすればいい。

そうやって本当に好きなもの、好きな企画だけをフォローしていけば、タイムラインが薄まらない。ドロッとした濃厚なタイムラインができあがるというわけです。パンを浸して召し上がれ。

「ひと」をフォローするのはその先

蛇足ですが……

「ひと」をフォローすることを否定していると思わないでください。ネットに限らず、誰かのファンになるときって、

  1. まず「作品」を好きになる
  2. そしてその作品の企画が好きになって、他の「作品」を見るようになる。
  3. その人の他の「企画」が気になるようになる
  4. その「ひと」の全部が好きになる

具体的に書くと

  1. TVのお笑い番組で見た ”ある漫才” で大笑い(作品を好きになる)
  2. その芸人の他の漫才を見まくる(企画を好きになる)
  3. そのコンビが出ている番組ならなんでも見るようになる(他の企画が好きになる)
  4. そのコンビが好きになる(そのひとが好きになる)

みたいに、作品→企画→ひとへと「すき」という感覚って広がっていくんです。

だから note でも、まずは「マガジン」をフォローしてみてください。

そのマガジンが好きになって、「今日の配信まだかなぁ」なんて思うようになる頃には、その人の他のマガジンが気になるようになります。

だからわたしはマガジンをフォローする

この考え方に行き着いて、いまはnoteで人をフォローするよりもマガジンをフォローするようにしています。みなさんも、ぜひそうしてみてください。

たとえばわたしは下記のマガジンを配信しています。

▶ 原稿用紙1枚で考える
身近なテーマを原稿用紙1枚で掘り下げるコラム

世界旅小説
世界旅で訪れた国を舞台にした短編小説

旅のひとコマ
世界旅の様子を写真だけでサクッと紹介

自分だって語りたい!
自分をさらけ出すコラム

すべて好きになってもらう必要はないんです。どれも自分で、自分だからできることだと思って配信していまが、それぞれ違う企画で、読者層も違う。

「わたし」をフォローしてしまうと、このすべてが届いてしまう。コラムにしか興味ない人にとっては小説とか邪魔でしょ。小説読みたい人には写真なんて邪魔。そんなときは遠慮なくわたしをアンフォローして、好きなマガジンだけをフォローして欲しいんです。

わたしが自分のマガジンで「マガジンのフォローをお願い」と言い続けているのも、それが理由。

そのうち「この人の他の記事も読みたい」と思ったとき、初めて「わたし」をフォローしてくれればいいんです。

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連載企画のご紹介です。
原稿用紙1枚の物語 - 原稿用紙1枚で小さな物語をお届けします(毎日更新)
世界旅小説 - 2年かけて回った世界の国々を舞台にした読み切り短編小説の連載です(不定期更新)
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