noteでがんばるべきは “魅力的なマガジン作り” であって、記事作りじゃない

noteで生き残るために作るべきは “魅力的なマガジン” であって、単発記事の量産ではない、という話です。良き編集者にならないといけないんです。

まず “企画が大事” というおさらいから

先日、「人じゃなくて企画をフォローするとネットはずっとおもしろくなる」という記事を書きました。ストレートにまとめると、

無名のお前の独り言には興味ないけど、おもしろい試みには興味あるよ

とまぁ、そういうことです。有名人であれば、ざっくばらんに記事を量産するだけで、「読みたい」という読者が現れます。

ところが無名な人の記事は読みたくならない。もちろん、それでも良い記事を積み重ねていくことは大切ですが、著名な人には勝てないでしょう。

でもおもしろい試みをしている人には興味が湧きます。

だからおもしろい「企画」を考えなくてはいけない、ということです。

たとえばね

たとえば、noteで無料のマガジンをいくつか紹介してみますね。

ひとんちのペット絵/あーちん

カウンターの外は動物園

きのこカフェ

どれもちゃんと「切り口」や「テーマ」を持ったマガジンです。書いている著者をわたしはまったく知りません。有名人か、そうでないのか、それも知りません。だけど、これらのマガジンはおもしろい。

ところがつまらないマガジンを作る人が多いこと。

誤解しない欲しいのは、記事がつまらないのではないんです。マガジンがつまらないんです。

「わたしのにっき」みたいなマガジンに巨大ダイヤモンドみたいないい記事を埋もれさせてはもったいない、と思うんです。

悪い例も挙げましょう

分かりやすいように、悪い例を挙げましょう。

自分だって語りたい!

私のマガジンです。noteのアカウントを作成し、最初に作ったのがこれでした。わけも分からず作っちゃいました。

一応コンセプトとしては「ブログで書かないような(書けないような)少し踏み込んだことを語る記事」のマガジンのつもりでした。

(こういうコンセプトのマガジン多いですね……よく見かけます……)

でも今は分かるんです、わたしのファン(少なくとも「こいつの記事は面白いな」と強く評価した人)じゃないと読みませんって。なぜって? そりゃあ……

雑誌だと思って考えよう

良い例も悪い例も雑誌で例えると分かりやすい(だってマガジンなんだから)。

雑誌を買うとき、編集長の名前で買いますか? ライターの名前で買いますか? ほとんどの場合は切り口やテーマで買うでしょう。

「クラブハーレー」(ハーレーダビッドソンの雑誌)

「将棋世界」

こういう雑誌を読みたくなる人の気持ちは分かりますよね? では、もしこんな雑誌があったら買いますか? 読みますか?

「ぼくの思ったことをまとめた雑誌」

「ぼくの語りたいこと」

この「ぼく」が有名人のときだけは例外です。「堀江貴文の語りたいこと」だったら買う人いるでしょう。「石田衣良の思ったことをまとめた雑誌」ならわたしも読みたい。

でも知らん人のこんな雑誌読みたくないですって。もしかしたら中身は良い文章かもしれないけど、そもそも手に取らない。

コンビニに並んでいて、買いたくなる雑誌を作らないといけない。テーマや切り口が明確なマガジンを。

わたしも模索中です。だけど目指す方向はそっちです。たとえばこれらは少しは答えに近い。

原稿用紙1枚で考える

旅のひとコマ

世界旅小説

少しは的を絞れているし、旅が好きな人なら「旅のひとコマ」「世界旅小説」あたりはおもしろがってくれると思うし、「原稿用紙〜」も1つ読んで気に入ってくれたら、マガジン内の他の記事も連鎖的に好きになると思う。

少なくとも、どれも「自分じゃなければ作れない」という自負がある。

(だけどまだマガジンとしては弱い、とも認識している)

おもしろい雑誌を作ること

いい加減に記事を量産するんじゃなくて、テーマを絞って、形式を決めて、コツコツ書いていくしかないんじゃないかな。

絞った方が絶対おもしろいですよ。

毎日のお弁当の写真をアップするだけでもおもしろいかもしれないし、街で見かけたかっこいいバイクをアップするのもいいかもしれない。「娘のお馬鹿発言」を日々書き連ねるとか、夫の「帰りが遅い言い訳」を毎日書くとか、とにかくテーマを絞って書かないと……。

テーマが見つからない人は、自分に張り付いているラベルをいくつかかけ合わせるといい。「職種」「年齢」「性別」「国籍」「地域」など。うまく掛け合わせると

「タクシードライバーが見る東京」とか「女ラーメン屋が見たラーメン屋にくるカップル」とか「東北で介護職員として働く男が見る介護の実態」とか……。まぁ、自分のラベルを見つめ直すといいです。

みんなが雑誌の編集長&ライターになったつもりでnoteに取り組んだら、すっごい面白くなると思う。

ここまで有名な人・無名な人と分けてきたけど、有名な人は必ず何か鋭い切り口で、テーマを絞って有名になった経緯があります。自由に書いて読んでもらえるステージに行くまでは、頭を絞って「テーマ」を見つけなくちゃ行けない。おもしろい雑誌を作らないといけない。

わたしはnoteに関してはかっちり決めて書くつもりです。

みなさん、がんばっていきましょう。わたしもがんばります。

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連載企画のご紹介です。
原稿用紙1枚の物語 - 原稿用紙1枚で小さな物語をお届けします(毎日更新)
世界旅小説 - 2年かけて回った世界の国々を舞台にした読み切り短編小説の連載です(不定期更新)
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