月に500冊もの本を読むという読書魔神から学ぶ読書術

読書の達人、というか魔神とも言うべき佐藤優氏の『読書の技法』を読んで、本の読み方について再確認しました。想像以上に、自分が思っていたことと重なることが多く、やっぱり本を読む人は同じところに行き着くのかなァ、とひと安心。しかし魔神、佐藤優はの掘り下げ方は私の比じゃない。学ぶことが多い本でした。


月300冊読む魔神

読んだのはこの本です。Kindleだとお買い得のようですね。

なんと、佐藤優氏は毎月300〜500冊の本を読むとのこと。そんなバカな、と疑いたくなるような数字ですが、実際彼の知識の深さと広さはピカイチで、「なんでそんな本まで読んでるの?」と目が丸くなるほど、本に精通しているのです。

そんな彼が読書術について書いたのがこの本。

それだけたくさん読む人は、どんなことに注意しているのだろう? と気になって手に取ってみました。

ちなみにわたしも読書家を自負しており、大学時代は年に400冊。今でも月に10冊くらいは読んでいます(佐藤優氏のあとだと霞んで見えますね……)。

そんなわたしの読書術も過去に書きました。

▶ 読書にまつわる13のノウハウ どうせ読むなら有意義に読もう!

この記事で書いたことが、佐藤優氏の方法論と「遠からず」で、自分の読み方は間違ってない、と改めて再確認できました。

発見した読書術

さて「だいたい自分と似ている読書術」である佐藤優氏のテクニックですが、やっぱりレベルが違うというか、あれだけの多読を達成するために、1段も2段も洗練された方法論がありました。

そんな気付きを一部だけご紹介しましょう。

基本書は3冊か5冊

何か新しいことを学ぶとき、——つまり、まだ基礎知識が出来上がっていない分野の本を読むとき、彼は必ず3冊か5冊の本を読むとのこと。

わたしも常々「勉強のために本を読むなら、10冊は一気に読もう」と言い続けているのですが、彼は3冊か5冊。4冊ではないし、6冊でもない。まぁ、もっと読む分にはいいんでしょうけど、奇数を大切にしているようです。

それは「知識の多数決」ができるように、とのことです。必ず本には偏りがあって、戦争ひとつ見たって、アッチが悪いと言う人もいれば、コッチが悪いという人もいる。

5冊読めば、どっちが多いか分かるから、それを踏まえて自分の意見を持とう、ということらしいです。

本の読み方は3種類!

佐藤優氏は本を3種類の読み方で読むそうです。

  1. 超速読(1冊5分程度)
  2. 普通の速読(1冊30分程度)
  3. 熟読(1冊数時間〜)

どうやってこの3種類を使い分けるか、も明確です。

まず本を手に取ったら “超速読” でざっくり内容を読み、以下の3種類に振り分けます。

  1. これ以上読む必要はない本
  2. 普通の速読をしたい本
  3. 熟読すべき本

月に300〜500冊も読むという佐藤優氏でも、熟読できるのは月に3〜5冊程度らしいです。これを聞いて、彼がどうやって500冊もの本を読んでいるのか納得しました。

教科書や学習参考書も活用

そして盲点だったのが、教科書や学習参考書の活用です。

「読書」というと、どうしても教科書的なものは視野に入らなかったのですが、歴史・数学・哲学・心理学といった、すでに学問として確立された分野のことを勉強したいのであれば、教科書や学習参考書ほどまとまった資料はありません。

教科書は非常に密度が濃く、学ぶには良い資料だ、と言っています。

さぁ、これからもたくさん読もうっと

今は月に10冊くらい読んでいる私ですが、どうにか30冊まであげたいと思っています。

わたしの読書法の悪い癖は、比較的どんな本も真面目に熟読してしまうこと。だから時間がなくなると途端に読書量が減ってしまう。

思い切って「この本は1時間で読み終える」と決めてかかれば、もっと読む本を増やして、もっと熟読すべき良書と出会えるはず。

この本にはもっともっといろんなノウハウが紹介されています。ノートの使い方や付箋の使い方も選考になることばかり。

みなさんも、どうか良き読書ライフを過ごしますように。

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