ブロガーは編集会議を読んで苦しめばいいと思う

ブロガーこそ、紙媒体を積極的に読むべきだ、という意識がありまして、編集会議という雑誌の最新号を読んでみたら、ブロガーとしてもグッとくると同時に、苦しめられる内容だったのでご紹介します。

編集会議って……?

『編集会議』という雑誌をご存じでしょうか?

名前の通りで、『編集』というテーマで作られた雑誌です。

イケてる雑誌の紹介や、その雑誌の編集者やライターのインタビュー記事など、雑誌の裏側が描かれています。

「情報源がウェブ」という人ほど紙とウェブを区別して捉えがちですが、この雑誌はちゃんとウェブも紙も同じメディアとして捉えて、どう活用していくか、を研究しています。

最新号の紹介

現時点の最新号である「2016年春号」でも魅力的な記事が盛りだくさんで、気になった記事をピックアップすると

  • 【Web漫画家】メディアの影響力を問わず、コンテンツで選ばれる時代に(noteで人気が出た漫画家の話)
  • 文章を書く人が知っておきたい「校正と校閲」
  • 無類の本好きクリエイターたちが、本屋の未来を勝手に考える会議
  • 【UXデザイナー】「ほぼ日」が愛される秘密は ”デザイン” にあり

などなど、とにかくおもしろい記事が多い。読んでいて気になった記事にはポストイットするのですが、パラパラめくっただけで、こうしてポストイットが増えていきます。

バルミューダのパンが焼けるまで

数ある記事の中で、個人的に刺さったのはこの記事。

【UXデザイナー】「ほぼ日」が愛される秘密は ”デザイン” にあり

この記事はみなさんご存じの「ほぼ日」のあるひとつのウェブ記事について、デザイナー視点で裏側を語っています。その記事というのはこちら

バルミューダのパンが焼けるまで

ブロガーのみなさん、グッとくると同時に、焦ると思います。だから、もしかしたら読まない方がいいのかもしれない。

マジでコンテンツを考えている人たち」は、本当に「1つのコンテンツのことを本気で考えている」ということがよくわかります。

当たり前だろ? って思いますか?

でも私のブログも含め、世間のブログたちはみんな同じ土俵で記事を書いています。誰でも「ほぼ日」になれるし、だれでも「イケダハヤト」になれるし、だれでも……、ってな具合にチャンスだけは均等に用意されている。

で、どうやってそのチャンスをつかみ取るか? そりゃ、どれだけ本気になったかが勝負です。

それが結局は、結果を生み出しているっていうわけです。

例の「バルミューダのパンが〜〜」という記事は、言ってみれば糸井重里氏の対談記事。トースターメーカーとの対談で、その成り立ちとか、パンのうまさが伝わる記事です。

デザイナーはこの記事を、伝わる形にすべく、写真にこだわり、配置にこだわり、作り上げていきます。

「1枚目は、絶対パンの写真にしてほしい」とリクエストしましたよね。
1枚目に寺尾社長や糸井のインタビューカットが入るより、パンの写真があった方が、「自分にも関係のある話しかもしれない」と思ってもらえると考えたんです。

このくだりなど、グッときますよ。たった1枚の写真の挿入位置をちゃんと考えている。いや、自分だって考えてますよ。だけど、それをチームで一丸となって「最高の記事にしよう」と戦っているんだから、勝てない。

勝てない、のか……?

ブログ運営は戦いじゃない、と言いたいところですが、やっぱりたくさん読んでもらうためには他の人の記事よりもおもしろくないといけないわけで、それはやっぱり戦いなんだ、と思うんです。

で、先ほど言ったように「チームで一丸となって」攻めてくるほぼ日にゃ勝てないな、と思ってしまうわけです。

だから戦略を考えないといけない。

ほぼ日と真っ向勝負しても勝てないから、自分ができる「おもしろさ」を追求しなければいけない。

それを考えながら読むと、『編集会議』のおもしろさは倍増します。

ブロガーにとって『編集会議』で書かれていることは他人事じゃないどころか、ほとんど自分のことを書かれているように思えるほど、身近な話題です。

ブロガーは読みなよ、編集会議を。読んで苦しみなよ。

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