麗澤大学で語り損なった、学生に伝えたかった新しい旅の形(テーマ編)

麗澤大学の入学式で講演をしてきましたが、限られた時間の中で伝えきれなかった「新しい旅の形」を2回に分けて、書いてみたいと思います。第1回は《テーマ編》。旅にテーマを持つことでいくらでもおもしろくなるということを感じてください。

先日、麗澤大学で講演をしましたが……

下記の記事に書いた様に、麗澤大学の入学式で331人の新入生に講演をしてきました。

ぼくらが旅を通して学んだコトをお話したわけですが、40分の時間ですべてを語るのは難しく、最後のトピックだった「新しい旅の形」がちょっと駆け足になってしまったのが心残りです。

この場を借りて、学生さんたちに伝えたかった「新しい旅の形」を書いてみます。

テーマ編とIT活用編に分けて、ふたつの記事になります。今回は《テーマ編》。

旅にテーマを持つことで深みが出るぞ、というお話です。

旅のテーマ

さて、旅は旅なので、航空券を買って、飛び立てばいいのですが、テーマを持っている人は、やっぱり人と違った旅になるケースが多いようです。

分かり安いケースを挙げると

世界で働く日本人を探す旅:サムライバックパッカープロジェクト

彼は学生起業家。きっと経営者や働く人に興味があったのでしょう。旅先で働く日本人を見つけてインタビューをしていました。

髪を切りながらの旅:旅人美容師の1000人ヘアカット世界一周の旅

美容師であるスキルを活かして、髪を切りながら世界を旅していました。

世界の学校を回る旅:22カ国の学校を回った僕が日本の教育現場ですべきたった1つのこと

彼は日本で学校教師をしていたので、教育に興味を持ち、世界を旅しました。旅先で学校見学をしたりして、教育のあり方を学びながらの旅だったわけです。

旅は手段であって目的じゃない

ひと口に「旅」と言っても、いろんなスタイルやテーマがあります。まさに十人十色。もし長く旅をする機会があったら「自分なら何ができる?」と自問してみてください。

もちろん普通に旅するのだっておもしろいです。それは否定しません。というか「普通の旅」なんてもの、存在しないんです。誰が旅しても、その人の興味のあるものを見るわけで、その人なりのテーマを潜在的には持っているわけです。

それを出発前に(あるいは旅の中で)考えて、明確にしておくことで、尖った旅ができるよ、と言いたいのです。

ぼくらが見た旅のスタイル

参考程度にぼくらが見た旅のスタイル(テーマ)を挙げておきましょう。

  • ギターで弾き語りしながら世界一周
  • 和食を振る舞いながら世界一周
  • 経済視点で旅をする人
  • マンガを書きながら旅をする人
  • マッサージを施術しながら旅をする人
  • 小説を書きながら旅をする人(わたしです)
  • みそ汁をふるまいながら旅をする人(妻です)

などなど。これらは「技能を活かした旅」ですが、技能がなくても興味があるなら、それもありだと思います。

たとえば、学校で政治を勉強しているなら「世界の政治を生で見る旅」。

服に興味があるなら「世界の服の写真を撮る旅」。

ITに興味があるなら「世界のIT技術者に会う旅」なんてのもおもしろいですよ、きっと。

旅にテーマを持たせる

もし、「今じゃないけど、数年後には長い旅をしたい」という思いを抱いている人がいるなら、ぜひ、そのとき持つかもしれないテーマについて勉強しておいてください。

たとえば「食」というテーマを持つなら、日本の食はもちろん、世界の食文化や世界の食の歴史を勉強しておいてください。そうすると、現地に着いたときにグッと深く理解できます。

世界を旅すると、文化というものが、決してとつぜん生まれるものではなく、かならず国から国へと伝搬されて伝わっているという当たり前のことに気付かされます。

世界の歴史などを知っていると、その辺の理解が早く深いはず。

では、明日は「ITを活用した新しい旅の形」をご紹介します。

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