世界中でWorkawayを経験して思う、良いホストになるための5つの心構え

わたしたちは世界を旅する中で、7カ所でWorkawayのボランティアとして働きました。正直な話、働きやすいホストと、働きやすいホストがいます。働きやすいホストの特徴を5つ挙げてみたいと思います。

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働きながら旅ができるWorkaway

詳しくはこちらを見てほしいのですが、簡単に言えば、旅先の家庭に滞在し、その家のお手伝いをする代わりに、3食+ベッドを無料で提供してもらえるというサービスです。

お手伝いというのは、具体的には家庭菜園の世話、動物の世話、子どもの世話、家事、その他諸々、なんでもあり。

で「お手伝い」というのは時間が(一応)決まっていて、1日5時間、週に5日まで、となっています。とはいえ、公式サイトにも「仕事には波があり、長くなるときもあれば、短いときもあるので、ホストと調整しましょう」という注意が書かれているくらいなので、ある程度は臨機応変に対応すべきところなのでしょう。

Workawayの目標というのは、文化交流にあります。旅人が現地で働くことで、現地の文化をよく知り、またホストは外国人を受け入れることで、外国の文化を知ることができる。「労働」自体はあくまで手段であって、目的は「文化交流」なんです。

わたしたちもこのWorkawayを利用して旅をしてきました。全部で7カ所でやったのかな。

その経験から良いホストの特徴というのを学びましたよ。自分たちがホストをやるときは、絶対に気をつけよう、と心に決めたものです。

良いホストの特徴

さてさっそく良いホストの5つの特徴を挙げていきましょう。

1. 仕事が明確

まず仕事の内容が明確であることです。

曖昧な仕事、不十分な説明で仕事をさせようとするホストも少なくありません。たとえば実際に私が滞在したホストからこんな愚痴を聞いたことがあります。

前に来ていたボランティアに「雑草を抜いておいて」と指示したら、雑草じゃない野菜も全部抜いちゃったの。

一見、ホストが正しいように見えますが、はっきり言います。分かりませんって。

あとで実際に畑を見せてもらいましたが、わたしにもまったく区別がつきませんでした。ひょろりと、1センチくらいの葉が2枚ついた植物が、雑草なのか、将来野菜になるのか? 絶対に判断できませんって。

「分からないなら聞けよ」というのは、ズルいです。だって疑いの余地がないくらい雑草に見える植物なんていっぱいありますもの。

間違えたときに怒るなら、間違えが起こらないように指示を出しましょう。

2. 労働時間の意識がある

一応、1日5時間という目安があるのですが、それを守ろうとしないホストもいます。

「タダ飯食わせるんだから1日働け」

と口では言いませんが、4時間半くらい過ぎた頃に、「あとこれも今日中にお願い!」と大きな仕事を任される。

ボランティア側も「まぁ、今日くらいはやってあげたいな」と前向きな気持ちでやってあげるんだけど、次の日も、その次の日も、同じように超過労働をさせられる。

「嫌なら嫌って言えば良いじゃん」とやったことがない人は思うかも知れませんが、ボランティア側も「手伝ってあげたい」というポジティブな姿勢があるし、せっかくの旅行だから、ホストと良好な関係を築きたいと思うんです。だから、なかなか「それ以上はtoo muchよ!」なんて言いにくい。

日本人だけじゃないです。アメリカ人やフランス人とも一緒に働いたことがありますが、みんな言えませんよ。

だからホストの方から「そろそろ5時間だから、今日は終わりにして」とか言ってあげるのが優しさです。

3. 旅人の時間を尊重してくれる

旅人はあくまで旅人です。1日の半分を仕事に使うけど、残りの半分は家の周りを散歩したり、ちょっと冒険したりしたいわけですよ。

さっきの労働時間の話と関係しますが、ちゃんと旅人が遊べる時間を作ってあげましょうよ。

たとえば9時〜10時、11時〜12時、13時〜14時、15時〜16時、17時〜18時と1時間刻みで仕事があったら、旅人は間の時間でなんにもできないでしょ?

まぁ、ここまで極端な例ではないにせよ、ホストはちゃんと旅人とコミュニケーションを取ってあげて、「できるだけ仕事は午前中にまとめるから、午後は遊んでらっしゃい」ってな具合に、歩み寄りを見せてあげてください。

4. 家のルールはシンプルに

ホストからすると、異文化の人がとつぜん同じ屋根の下で生活するので、ルールをがちがちに作りたくなるんですね。

「これはやっちゃだめ!」「あれもやっちゃダメ!」「夜は何時に寝て、朝は何時に起きて」

気持ちは分かります。だけど、逆の立場だったらガチガチのルールの中で住んでも楽しくないでしょ?

私は家に着くなりルールブックを渡されたことがあります。全部読みましたが覚えきれません。

結局、ミスをして怒られたり、お互い嫌な思いをする。

ホストをやるなら「異文化交流を楽しむ」という気持ちを忘れずに、多少はホストの側から歩み寄る姿勢を見せましょう。

多少はルールがあるのは仕方ないとは思います。ゴミの出し方、とかね。

たとえば紙1枚に収まらないならルールがありすぎだと思います。

5. お互いの価値観を尊重できる

外国から人が来るんですから、価値観はみんな異なります。

夜型の人も、朝型の人もいるでしょう。自由時間はずっとパソコンをいじっている人もいれば、毎晩飲みにいく人もいるかもしれません。

すべて受け入れろと言いたいわけではありません。でも、できる限り受け入れてあげる姿勢は見せましょう。

たとえば、食べ物も毎日自分が食べたいものを押しつけるんじゃなくて、たまには「今日はあなたの好きなものを一緒に作ろうよ!」と投げかけて見るのも良いかもしれません。

Workawayは文化交流が目的です。

交流ってのはお互いを知ること。自分の価値観を押しつけてばかりじゃ、それは交換じゃなくて文化の押しつけです。

ホストって難しい

ホストってかなり難しいです。

突き詰めれば、みんなが楽しく過ごせれば良いのですが、いろんな人がくるので、毎回うまくいくとは限らない。

わたしたちも実際にホストとして受け入れ始めたので、近々その経験談をお話しできると思います。

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