響由布子さんとのコラボを終えて気付いた、小説連載における3つの課題

コラボ企画を終え、小説をネットで連載することの難しさを知った。他のクリエイターにも参考になる情報だと思う。

官能小説家の響由布子さんとコラボ企画

企画の詳細は以下のページを参照のこと。

官能小説家の響由布子さんが《原稿用紙1枚の物語》で書いてくれることになりました

わたしが連載している『原稿用紙1枚の物語』に響さんが参加し、ふたりで同じお題で小説を書いてみるという企画だった。

怪我や事故もなく、無事に終わることができたので、ひとまず良かったのだが、やはり反省もある。

ネットで小説を読んでもらう難しさ

小説のPVを増やすこと。この難しさったらない。

名もない私の作品はともかく、響さんの作品でも、PVはなかなか伸びない。

突き抜けたおもしろさがあれば話は別なのだろうが、“並” くらいの小説ではなかなか伸びない。ブログ記事なら “並以下” でも平気でPVは伸びる。

小説を読んでもらうのが難しい理由を挙げて、今後の改善点を模索したい。

1. シェアされない

小説はなかなかシェアされない。

人が「シェア」する大きな理由のひとつは、「その記事に自分のメッセージを乗せる」ことにあると思う。たとえば自分が原発に反対していること伝えるために、「原発反対の記事」をシェアする。

「ほら、この人もこう言ってるよ!」

という思いが込められている。もちろん逆の場合もある。「原発賛成の記事」をシェアしつつ、「この人おかしい!」とコメントをつける。結局は原発に反対していることを人に伝えている。

人がシェアするときは「ぼくもそう思う」「ぼくはそう思わない」という《意見》の発信が目的であることが多い。

ブログ記事なら、文章や体裁が幼稚でも、「まぁ、書いてあることは同意するよ」という感じでシェアしてもらうことも少なくない(わたしもそうやってシェアしてもらっている)。

ところが  “並” くらいの小説だと、シェアの対象にならない。わたしだってたぶんシェアしない。

2. 検索されない

小説は「情報」ではないので、SEO的に弱い。

だいたい、検索で辿り着いた人が「小説を読みたい」ことなど稀だ。小説を読みたい人が、Googleで検索することなどない。

冷静に考えると、小説を読みたい人は最初から「小説サイト」に行くのだろう。

昨今の分散型メディアの考え方でいえば、私は小説サイトに行くべきなのかもしれない。

現在、真面目に検討中である。

3. タイトルで呼び込む力が弱い

小説のタイトル付けは、ネットでクリックしてもらえるタイトルとは少し違うように感じている。

例えば『奇跡』というタイトルは小説としては悪くない(褒められるほどよくもないが……)。ところが、これがソーシャルメディアに並んだとき、クリックしてもらえないのは明らかだ。

こんな記事が並んでいて、誰が『奇跡』をクリックするのか? ということだ。

  • 今すぐ伝わる文章が書ける5つのテクニック
  • ライターでも知っておくべき、人を美しく撮影する方法
  • 奇跡
  • たったひとつの工夫で100倍おいしくなる珈琲のいれ方

ネットで読んでもらうなら、普通の小説のタイトルと違った考え方をする必要があるようだ。

1本の釘で、私は口説かれました

みたいなタイトルだったら、少しは違うだろうか……。

改善の1手を考えねば

ぐちっていても仕方がないので、見つけた課題に対する施策を考えなくてはならない。

  • 小説を読みたい人の元に届けること
  • ネットで読んでもらえるタイトルを考える
  • シェアしてもらう方法を考える

これがわたしの課題だ、というわけだ。Mediumやnoteというサービスは好きだが、他を模索する必要もあるのかもしれない。

場所が悪いというと言い訳っぽくて嫌だが……。

それにしても、コラボは楽しい

と、まぁ、反省点はあるのだが、とにかくコラボをやって良かったと思っている。

ひとりで続けていた連載も、人とやると張り合いが出るというもの。

もし「ぼくも、わたしも、コラボしたい」という人がいましたら、連絡を頂ければ、ぜひぜひ前向きにやらせて頂きたいと思っている。

同じ小説を書く人とでも良いし、別ジャンルでもいい。

ミュージシャンとコラボとか、写真家とコラボなんて悪くない。

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世界旅小説 - 2年かけて回った世界の国々を舞台にした読み切り短編小説の連載です(不定期更新)
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