Workawayで頼む仕事は単純労働よりも、専門技術にした方がうまくいく

Workawayで頼める仕事の種類は多岐にわたるが、いろいろ経験した結果、旅人に「専門技術」を頼むと、うまくいくような気がする。その理由を掘り下げてみた。

ホストにも、旅人にも参考になると思うので是非意識して欲しい。

Workawayで頼める仕事は多種多様

Workawayについてはこちらをご覧ください。

タダで旅ができるだけじゃない。最高に便利なWorkawayについて

Workawayとはホストと旅人のマッチングサイトである。ホストは旅人に3食+寝床を提供し、旅人はその代わり半日ホストのために働く。お金の代わりに労働力で滞在できるので、貧乏旅人にはありがたいサービスだ。

Workawayで頼める仕事の種類は多岐にわたる。家庭菜園の手伝い、ベビーシッター、家事手伝い、料理、建築、アート活動、外国語など勉強を教える……etc。

基本的に危険な仕事でなければ頼んでいいのだから、ホスト側から見ても、その使い道は自由自在というわけだ。

肉体労働よりも専門技術がオススメ

Workawayについて考え始めると、最初に思い浮かぶのは「肉体労働の手伝い」を頼むことだと思う。

たとえば家庭菜園の手伝い、ちょっとした建築の手伝いなど。

もちろんWorkawayとしてはそれでいい。なんら悪いことはない。だけど、自分が旅人としても、ホストとしてもWorkawayを試してみた結果、みんな気持ちよく過ごせるのは旅人に「専門技術」を頼んだときだと気付いた

ホストと旅人に上下関係ができる

本来、Workawayのホストと旅人には上下関係はあってはならない。タダで泊めているわけではなく、ちゃんと仕事を手伝ってもらっているんだから、ホストが偉いなんてことはないのだ。

しかし、実際にはホストが上、旅人が下になりやすい。上下関係を生み出す要因は……

  • 泊めてもらっているという負い目
  • 「仕事を手伝っている」という感覚
  • 旅人は現地のことをよく知らないので、ホストから教わる立場になる

ホストがどんなに謙虚でも、旅人がどんなに偉ぶっても、この関係性はどうしても崩れない。なにしろ旅人はホストに追い出されれば路頭に迷う身なのだから。

そこで「専門技術」を依頼すると……

うちでは最近、フランスから映像技術者を招待して、いくつか動画を作ってもらっている。

これが非常にうまくいっている。

先述の通り、放っておけばホストが上、旅人が下、という関係になる。それはわたしたちの場合でも変わらない。望んではいないが、どうしてもそういう関係になってしまう。

ところが相手に頼んでいるのが専門技術だと、その仕事をしている間(つまり半日)は旅人の方が上になる。わたしたちが教わる立場になり、作ってもらう立場になる。

旅人「ちょっと照明が足りないから、なにかある?」
ホスト「えーっと、小さいランプはあるけど、使える?」
旅人「ま、ないよりはいいね」

ってな具合に、主体が旅人になる。こちらも教わる立場だし、自分ができないことをやってもらっているから、気持ちが謙虚になる。

また、食事の時間などに交わす雑談も、教わる会話が多くなる。

ホスト「初心者が動画用にカメラを買うなら、どういう事に気をつけたら良いの?」
旅人「そうだなぁ。例えば……」

ってな具合だ。

これが肉体労働や、ホストが得意な仕事の手伝いを頼むと、24時間ずーっと旅人は教わる立場に置かれる。

食事のとき:食べ方を教わり、食べ物について教わり
仕事のとき:仕事のやり方を教わり
雑談のとき:文化について教わり、仕事について教わり

人間、教わる立場に置かれると、段々と上下関係が出来上がっていく(組織における人間掌握術のひとつだ)。だから、“教える” と “教わる” のバランスは均等にしておいた方が、変な上限関係が起きにくい。

どうしても立場が下になりがちな旅人だからこそ、頼む仕事は専門技術とか、ホストが知らない分野のことを頼むことで、お互いの立場を保てる。旅人のためだけではなく、ホストにとっても勉強になるのでいいと思う。

Workawayはおもしろい仕組みだ

なにもWorkawayの宣伝をしたいわけではないのだけど、うまく使うと本当に魅力的な仕組みであることがわかる。

たとえば今回頼んだ映像作成だが、たしかに自分でやろうと思えばできる。しかしある程度のレベルに達するまでに道のりは長い。

  1. 機材を(それなりのクオリティで)揃える
  2. それらの機材の使いこなし方を覚える(ライティング、構図、カメラの使い方、絞り、アングル、動き方……)
  3. 動画の編集ソフトを購入し、インストールし
  4. 編集ソフトを使いこなし
  5. 細かな点をブラッシュアップする。

この全ての工程は、通常専門学校などで1〜2年かけて習うことだ。それをやってもらえるのだからありがたい。しかも自分じゃ思いも寄らない作品を作ってくれるからおもしろい。

Workawayについて気になる方は声をかけてくれれば、何かアドバイスができるかも知れない。

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