ギター/ベース初心者こそアンプよりオーディオインターフェイスを買うべき8つの理由

わたしがベースを始めた頃はなかった選択肢が、いまはある。そのひとつがパソコンとオーディオインターフェイスで楽器を始めるというものだ。

これからギター・ベースを買って、アンプを買って、と考えている人は立ち止まって考えてみて欲しい。

わたしがベースを始めたときに買ったもの

わたしがベースを始めたのは中学生の頃。入門セットみたいなものを買ったと思う。中身は

  • ベース本体
  • アンプ
  • チューナー
  • シールド1本
  • ピック数枚

たしかこんな感じ。今日お話したいのはアンプのことだ。私の時代はアンプしか選択肢になかったが、いまの時代なら別のもので代用することができる。もちろんギターでも同じなので、ギター入門者も読んでほしい。

アンプの問題点

アンプの問題点は多い。うるさい、近所迷惑、でかい、高い。で、結局ありがちなのが、中途半端なサイズのアンプを買って、ヘッドホンで練習している、というやつ。

ライブで使えるくらい大きなアンプを持っているなら、使い道があるからいいのだけど、そうでないなら、中途半端に場所をとるアンプを持っている理由なんてない。

そこでオススメはパソコン+オーディオインターフェイス

そこでオススメしたいのがパソコンとオーディオインターフェイスの組み合わせだ。

初心者は何のことか分からないと思うが、ついてきて欲しい。必ず得するから。

オーディオインターフェイスとは(難しいことを抜きにすれば)ギター/ベースをパソコンに指すための変換機器だ。

実際にケーブルを挿す順序としてはこうなる。

ギター/ベース → オーディオインターフェイス → パソコン

「パソコンに差してどうするの?」と思われるかも知れないが、じつはパソコンにインストールできる「アンプシミュレーター」とか「DAW」というソフトがある。パソコンにギター/ベースを差すことさえできれば、そのシミュレーターで音を鳴らすことができるのだ!

アンプよりもオーディオインターフェースをオススメする理由を挙げてみる。

1. 小さい

オーディオインターフェイスの大きさは箱ティッシュよりも小さい。えんぴつと比較した写真を見てほしい。これならパソコンの横に置いておけるので、アンプと違って場所をとらない。

2. すでにパソコンがあるなら、結構安く始められる

パソコンはもちろん安いものではないが、昔と違って、すでにパソコンを持っているという人も少なくないと思う。オーディオインターフェイス単体の値段は7000〜20000円くらい。20000円と聞くと高く感じるかも知れないが、それくらいのものを買えば、長ーく使えるレベルのものになる。

中古も視野に入れれば、(いまAmazonで見た感じだと)15000円クラスのものを、6000円程度で買えることもあるようだ。

ちなみに機種によるが、オーディオインターフェイスを買うと、DAWと呼ばれるソフトが付いてくることが多い。これはパソコン用のレコーディングソフトだと思っていい。その中にアンプシミュレーターや各種エフェクターも入っている。

だから、パソコンがあるなら、オーディオインターフェイスと楽器を買うだけで、音を鳴らせるというわけだ。

3. あらゆるアンプを無料・安価に試せる

オーディオインターフェイスとパソコンで音を出す場合、アンプシミュレーターとかDAWというソフトが必要だと書いたが、こういったソフトには通常いろんなアンプが最初から入っている。

買えば何十万もするようなアンプを自宅で試せるのだから楽しくて仕方がない。

ちなみにDAWはオーディオインターフェイスを買えばDAWが付いてくることも多いし、Macユーザなら最初からGaragebandというソフトがインストールされている人も多いだろう。それがDAWだ。

4. レコーディングができる

DAWは本来レコーディングや作曲のためのソフトなので、当然レコーディングもできる。

最初のうちは「レコーディングなんて大袈裟な」と思うかも知れないが、楽器を始めれば、必ず、すぐに、レコーディングをしたくなる。自分の演奏を聴いてみたいとか、自分で作った曲をメンバーに聞かせたいとか、ギターを録音しておいて、それを流しながら歌を作りたいとか……。

絶対に、録音はしたくなる。そのとき、オーディオインターフェイスとパソコンがあれば、機材を買い足す必要がない。

5. チューナーやメトロノームもついてる

地味な話で申し訳ないが、メトロノームを使わない練習は練習じゃないと思っている

メトロノームというのが結構やっかいで、アンプ+ヘッドホンで練習しようと思うと、メトロノームを聞くことができない。私の時代はメトロノームは小さく鳴らしておいて、ヘッドホンは片耳ハズして、ベースとメトロノームを両方聞きながら練習したものだ。

オーディオインターフェイスとパソコンを使えば、DAWからメトロノームを鳴らすことができるので、ちゃんとヘッドホンの中で聞くことができる。

第一、メトロノームだって買えば金がかかるものだし、無くせば買い足すことになる。最初から入っているのは魅力だ。

またチューナーも付いていることが多いので、お得だ。

6. パソコンで音楽を聞きながら練習できる

パソコンでCDでもYouTubeでも聞きながら練習することができる。それもヘッドホンの中で。

曲をコピーするときなんかは便利だ。

7. エフェクターを試し放題

アンプと同じように、DAWソフトにはエフェクターがひと揃い入っている。エフェクターだって買えば1つ10000円前後だ。昔のギタリストは小遣いを貯めては1つ買い、また貯めては1つ買い、を繰り返したものだ。

だから持っていないエフェクターを使う曲は弾けないか、ごまかして弾くしかない。

それが今や全部入ってる。恐ろしや。

8. 音楽機材に慣れることができる

これはメリットでもありデメリットでもあるかもしれないが、DAWソフトには音楽機材がひと揃い入っている。

なにしろ作曲・レコーディングの機材がセットになったソフトだから、初心者には意味の分からないような機材まで入っている。

もし興味があるなら、それらをいじってみることができる。そういう経験は必ず役に立つ。EQとかコンプなど、中級者以降では常識となる機材に慣れ親しむことができるのはいいことだ。

デメリットかもしれない、と書いたのは、初心者には難しく見えてしまうかもしれない、と思ったから。まぁ、分からなければ、触らないことだ。

いくつかのオススメするオーディオインターフェイス

実際に買うときは是非お店に行って、店員に聞いてみて欲しい。付録のソフトが自分のパソコンに対応しているか? とか、ギター/ベースをさせるタイプのものか? など気にすべきポイントがいくつかある。

いくつか初心者向けのオーディオインターフェイスをご紹介して締めくくりとしたい。どれも20000円以内で買えるものだ。

ちなみに私が使っているのは、こちら、上にも挙げたSteinberg UR-12の上位モデル。

Amazonのオーディオインターフェイス部門でベストセラー1位になっているようなので、使っている人が多いのだろうと想像できる。

私の知る限り、古くなると悪くなるというものでもないので、予算が厳しいなら型落ちの中古なんかを探すのもありかもしれない。

楽器初心者にオーディオインターフェイスを勧める人が少ない気がするが、初心者だからこそ、魅力的な選択肢だと思っている。

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