《併読のすすめ》読書するときは “楽しいだけの本” を併読すると捗る

どんなに読書好きでも疲れるときは疲れる。そういうときに読書から離れず、別の本を読むという選択肢を持っておくと、知的生活が少しラクになると思う。

 

読書好きでも疲れるときは疲れる

わたしは本が好きだ。外出時も読む本がなくならないように、必ず数冊の本を持って行く。

難しい本も読めば、簡単な本も読む。小説も読めば、歴史・経済・数学・哲学などなんでも読む。乱読家だ。

許されるなら朝から晩まででも読書し続けてしまうようなわたしでも、読み疲れすることはある。

難しい本を読んでいると疲れてくる。頭の中が火照ってきて、そのうちショートする。

たとえば今は『ユング心理学入門(河合隼雄 著)』を読んでいるのだが、おもしろいと思う一方で、慣れない用語や考え方で、時々プツンと糸が切れる。いわゆる「おなかいっぱい」という状況で、それ以上読んでも頭に入らない瞬間がやってくる。

 

そういうときは別の本を読む

そうやって頭がショートして、頭に入らなくなったら、決して読書をやめず、別の本を読むようにしている。

グッと簡単な本、慣れた分野の本、趣味の本、小説なんかに手を伸ばす。

やってみるとわかるが、「読書疲れ」していても、本を変えると、何事もなかったように読み進められるものだ。

こういうときに読む本はできるだけ「勉強だ!」と構えるような本ではなく、読みたくて仕方がなかったようなものがいい。

たとえばわたしの場合は、最近はまっているDAW(パソコン用、作曲・録音ソフト)についての本を読む(たとえば『ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本』)。わたしにとっては本当にただの遊びなので、楽しいところだけかいつまみ、ストレスフリーで読み進められる。

で、頃合いを見計らって、元々読んでいた本に戻る。

するとリフレッシュした頭で読める、というわけだ。

 

読書から離れると、読書脳に戻るのが大変

読書というのはマラソンのようなものだと思う。

走り始めは身体が冷えている。徐々に暖まって、快調に走れるようになる。しかし変なタイミングで休憩すると、かえって走れなくなる。

読書も変なタイミングで読書から離れると、また読書に戻るのが大変なのだ。

マラソンでもどうしても苦しいときは立ち止まるのではなく、ペースを極端に落としたり、歩いたりする。できるだけ身体を止めない。

読書も同じで、他の本を読むことで、脳を止めずに、休憩させることができる。

 

時間を決めて本を読むときにも効果を発揮する

できる限り、毎日時間を決めて読書をするように心掛けている。

1時間なら1時間と決めて、ストップウォッチをセットして、読書する。

1時間、読み続けられるときもあれば、疲れてしまうときもある。

そういうときにこの方法で頭をリフレッシュさせる。10分くらい、別の本を読む。リフレッシュ用だとしてもそれは立派な読書だから、休憩しているわけではない。

メインで読んでいる本を50分、リフレッシュ用の本を10分という具合に、1時間を使っても良いのだ。

 

リフレッシュ用の本を常備しておくこと

わたしが本屋に行くと、必ず10冊くらい本を買ってしまうのだが、うち数冊はリフレッシュ用の軽い内容の本や趣味の本を選ぶようにしている。

読書という行為は知的な情報収集の面と、エンターテイメントな面がある。その両方を楽しむことが大切だと思う。

読書するときは必ず、手元に2冊。

そういう読書に仕方もある。

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