《オンライン活動の投資》なんでも無料でできるというマインドセットを改めるべき

今日の記事はとにかく自分に言い聞かせるために書いている。でも同じ落とし穴に落ちている人も多かろうと思うから、公の場で自分を叱咤しようと思う。オンライン活動がタダだと思っているなら大間違いかもしれない、という話だ。

「ネットは無料」の呪縛

違うと分かっていても、いまでも「ネットは無料」という思い込みが、心のどこかにある。「ネットは無料であって欲しい」という願望も混ざっているのかもしれない。

たしかにネットで生み出される素晴らしいものの多くが無料だった。それは単純にネットで、誰でも使える課金システムが少なかったり、ネット経由で支払うという文化がなかっただけで、あの頃の人の方が奉仕の精神を持っていたということではないと思う。

有名なOS、Linuxが無料で公開され、ありとあらゆるソフトウェアがフリーウェアとして開発された。

あらゆる情報が無料で飛び交い、(違法だが)有料ソフトでさえも、無料で配信されるほどだ。

それだけじゃない「無料の呪縛」

ここまで書いたのは何かを手に入れる上での「無料の呪縛」だ。

しかし今日、本当に自分に言い聞かせたいことは「オンライン活動する上で、すべて無料でできる」という思い込みだ。

ネットで収入を生み出したいのであれば「投資がいる」という事実をつい忘れてしまう。

ブログも無料、SNSも無料、その他のいろんな配信サイトが無料……。

そういうサイトを使いこなせば「有名になれる or 収入が得られる or 人に何かを伝えられる」と思っている人が多い。もちろんそういうケースもあろうかと思うが、実際に有名になった人の中にもいろんな「投資」をしてきている人が多い。

ヒビノケイコさんの場合

例えばヒビノケイコさんというブロガーがいる。ほのぼのした文章の中にもぴりりとしたメッセージが織り込まれたステキな文章を書く人だ。彼女は自費出版で『山カフェ日記』という本を出版している。

ほぼ自己メディアで1000冊完売「リトルプレスを自力で作って売るには?私の方法まとめ」

彼女のブログにかいてあるが、彼女には1000部も売り切る見込みはなかった。しかし本を販売し、読んでもらえば、少しでも自分のことを知ってもらえるという気持ちがあったのではないか、と想像する。

極端な話、金を掛けず、Kindleで出版したり、あるいは細分化してブログの記事にするという手もあったはずで、そうすればリスクはゼロだ。しかし彼女はリスクを取った。

イケダハヤトさんの場合

イケダハヤトさんも投資的活動はたくさんしている。最近の例で言えば、noteでライターに記事を書いてもらったり、有名なブロガーを集めて鼎談を開いている。それらも関係者にお金を支払っている。

こちらの記事なんかは純粋に「おもしろい」と思った。先述のヒビノケイコさんと、小野美由紀さんを呼んでざっくばらんに「創作論」を語っている。

限界集落で「創作」を語る:ヒビノケイコ×小野美由紀×イケダハヤト

記事の最後にご丁寧に「来てくれた2人に6万円払った」と書いてある。「彼は儲かっているから払えるんだ」と思いたくなるが、それは違うと思う。

「お金を払ってでも良いコンテンツを作る」

そういうマインドを持つ必要がある。

投資の形は多種多様

有名になる人、注目される人は必ずなにかで投資をしているだろうと思っている。

お金が無理なら身体で投資するケースもあるだろう。1日掛けて取材をして記事を書くかもしれない。それも一種の投資だ。ブロガーは部屋に1日こもっても書けると思い込んでいると、こういう記事が書けなくなる。

やぎろぐの八木仁平さんも自分の1時間を1000円で売ってみたり飲み代を奢れば一緒に飲んでくれる、という企画をやっている。「どちらも金銭的なリスクがないじゃないか」と思われるかもしれないが、それじゃあなたは同じことをやるだろうか?

「なんかめんどくさい」

と思う人が多いのではないだろうか? それはつまり金の代わりに自分自身を投資しているからだ。八木仁平さんが「1000円もらうのが嬉しくてやった」と思う人なんていないだろう。そういう企画を通じて自分を知ってもらう、ファンを増やす、という狙いで投資した、と思った方がやはり自然だ。

投資 = リスク

結局、投資とはリスクである。リスクだからみんなが取りたがらない。

「ネットならそんなリスクを取らなくても似たようなことはできるはず」
「自費で本を作るならリスクがないKindleにしよう」
「取材に金と時間を掛けたくないから、ネットでサッと調べて記事にしよう」

そのすべてが悪いと言いたいわけではない。でも、どこかで「よし、これは人と差をつけないと!」と気合いを入れて、投資する。投資したら「元を取るぞ」ということで本人もがんばる。金を掛けて取材をすれば、最高の記事にしようと意気込むはずだ。

そういう投資を時々はやらなければならない。

わたしもしなければならない

まるで諭すような口ぶりで書いているが、すべて自分に対するメッセージだ。

「収入に見合った投資をしよう」とついつい考えてしまう。

しかし投資というのは収入よりも先に発生するものだ。収入を待っていたらいつまで経っても投資ができない。わたしは自分で投資予算を決めて、コンスタントに投資をしようと考えている。

何に投資するか、それは目下検討中だが、動きがあるときはこのブログでお知らせしたい。

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