《知識人の仲間入り》教養を高める8冊のKindle本

Kindleで読める本がずいぶん増えている。小説や漫画はもちろんだが、知識や教養のための本というのもずいぶん増えた。「ちょっと教養を高めたい」と思う人のために、Kindle本を紹介したいと思う。

Kindleは教養の宝箱

教養を高めたい。あるいはシンプルに「知識人でありたい」と願うなら、本を読むのが近道だ。

わたしは2年以上海外を旅していて、その間も本を読みたかったので、Kindleにはずいぶんお世話になった。そうやって読んできた中で「教養に結びつく8冊の本」をご紹介する。

本当はもっとたくさん紹介したいのだが、あまり多いとオススメにならないので、あえて絞った8冊だ。

なにか、響くものがあれば、ぜひ買って読んでみてほしい。

本棚にもルールがある

家に本棚がある人はこれを読んでから自分の本棚を改めて見ることになる。

そして、すぐにでも本を全部出して、「良い本棚」を作りたくなるだろう。

「知的野蛮人」になるための本棚

佐藤優氏は大の本好き。月に数百冊の本に目を通すという。そんな彼の「本の読み方」だ。

ここでいう本の読み方は、つまり「本の読み解き方」である。どう理解し、どう掘り下げていけば良いか? そういうことがわかる。

パル判決書の真実

東京裁判に興味があるなら、パル判決書を読まなくてはならない。そしてそれを読みやすくしてくれたのが、この本だ。

東京裁判には11人の判事がいた。裁判が「日本は全員一致で有罪」を目指す中、たったひとり「日本は無罪である」と論じた判事である。パル判事は日本の味方だったのではなく、法の味方だった。あの裁判がいかに歪な状況で行われていたかがわかる。

一応補足するが、戦争を美化・賛美する本ではない。彼は「日本がやったことを裁く法律がない」と言っただけだ。ぜひ中立の視点に立って読んでみてほしい。

物語 数学の歴史

数学の始まりとはいつで、何だったのだろうか? この本では「割り算」、それも「余りのある割り算」である、と定義している。

これがおもしろい。「家畜を数えるとか」「パンを分け合う」という超基礎的な数字の扱いに比べ、「割っても余りがある」という状況は数を抽象的に捕らえるきっかけだったのかもしれない。

こうした点から始まり、数学がどう掘り下げられ、広がっていったのかがわかる本だ。

流転の王妃の昭和史

満州という国があった。日本の軍事部はそこで影響力を高めたかった。そこで、満州の皇帝の弟に、日本人女性である「愛新覚羅浩」をあてて、日本の血が通った子どもを作ろうと画策した。

その愛新覚羅浩の物語である。

波瀾万丈、ドラマティックな女性の物語だ。

そうだったのか日本現代史

歴史とは、人が一生やめてはいけない学問のひとつだ。歴史から学ばない人間に未来はない。だからこの本に限らず、歴史に関する本は定期的に読み続けるべきだと思う。

わたしもあれこれ読んだが、あえてこの本を薦めるのは、「日本の現代史」を入り口にして学ぶのが入りやすいと思うから。さらに言うと、戦前からいまに至る流れを理解することが、「いま」を理解する最良の方法だと思う。

昭和二十年夏、子どもたちが見た戦争

第二次世界大戦当時、子どもだった人たちが思い出を語る本だ。政治や軍事の中核にいた人たちとは、少し違う、庶民に近い視点で書かれている。

とはいえ、庶民というのは100人いれば100通りの感覚があって、その中の「ある一部」でしかないが、貴重な戦争体験の証言だと私は感じた。

昭和史(上下)

半藤一利氏の書く「昭和史」だ。この2冊は “上下” と理解して、1つのくくりで紹介する。

半藤一利氏は数多くの著作を書いており、その多くが昭和や戦争をキーワードにしている。その歴史的な知識の集大成とも言える本だ。わたしはKindleで読んだが、改めて紙で買い直そうかと思うくらい良い本だった。

Kindleで知的生活を始めよう

Kindleだとたいていの本は少し安く買える。

1割引だとして、紙の本10冊分の金額で、11冊買える。これは結構ありがたい話だ。

自分が好きかどうかわからないジャンルの本を読むとき、Kindleで読んでみて、はまり込むようなら紙で読むというやり方がもあると思う。

ここで紹介した本が何かのきっかけになれば嬉しい。

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