《インタビュー》登録者120万人越えのユーチューバーはストーリーを夢から作る

偶然知り合ったサムくんが、登録者数120万以上のマンモスユーチューバーだった。せっかくなので彼の創作術やサクセスストーリーについて聞いてみた。特に彼のストーリー制作方法がすごくおもしろいので、参考にしてほしい。

まったくの偶然で有名ユーチューバーと知り合う

ひょんなことからユーチューバーである、アメリカ人のSamgladiator(以下サムくん)と知り合った。

冗談で「女物の着物着てみる?」と訊いたらノリノリで「着る!」とはしゃぐサムくん

 

彼のYouTubeのチャンネルはこれだ → Samgladiator

彼のチャンネルは登録者数120万以上、閲覧数4億以上、という、紛れもない有名ユーチューバーである。

サムくんのチャンネルの内容がおもしろいのだが、その分野の知識がないわたしには理解に時間がかかった。

まず、マインクラフトというゲームを知っていなければならない。このゲームは建物を作ったり、その中をキャラクターが歩き回ったりできる、ヴァーチャルリアリティ系のゲームらしい。それがネットで繋がっていて、自分が作った建物や町を仲間たちと歩き回ることができる。

で、サムくんは何をしているかというと、このマインクラフトを映画のセットに見立てて、映画の撮影をしているのだ。サムくんは監督として、ストーリーを作り、脚本を書く。で、仲間を集め、彼らに役者になってもらう。マインクラフト上で演技をして、その様子を動画で撮影し、編集し、配信しているのだ。

雰囲気を知りたければ、この動画の最初の1〜2分を見てもらえば分かるだろう。

彼の創作量は2日に1本

そして彼は2日に1本くらいのペースで、こういうストーリーをYouTubeにアップしている。

20分くらいのストーリーを作り、人を集め、演技をしてもらい、撮影をして、編集して、アップする。かなりの作業量だろうと想像できるが、きいてみると、やはり1日中やってるらしい。

彼は日本に旅行できているのだが、それでも朝5時に起きて、ビデオの編集作業をしていた。

そんな彼に少しだけインタビューしてみたので、彼のサクセスストーリーや創作術に注目して欲しい。

サムくんにインタビュー

女物の着物を着せてもらってはしゃぐサムくん。カメラの前で動じない感じは、さすがユーチューバーだと思った。

——いまはもう有名人だけど、そこまでいくのにどれくらい時間がかかったの?

サム:4年くらいかな。最初の頃はまったくうまくいかなくて、多くてもせいぜい月に50ドルくらいしか稼げなかったんだ。

だけどあるとき日本に行って、そのときの体験をマインクラフトでストーリーにしたら、それがドカーンと大爆発して、そのあとの数日間で登録者数が倍増したんだよ。YouTubeでは「一夜にしてヒーロー」になることが本当にできるんだ。

——いつ爆発するか分からないまま、長い間がんばるのも大変じゃない?

サム:お金が目的だと辛くなるかもしれないけど、好きでやってることだからね。好きじゃないとこんなに長い時間をかけて動画を作っていられないよ。

——「一夜にしてヒーロー」になるために、無名なユーチューバーはなにをすればいいんだろう?

サム:とにかく最高の動画をたくさんアップすることだよ。最高のだよ! すべての動画は最高じゃなくちゃいけないんだ。そのときできる1番良い動画を作ることだよ。

もし手抜きの動画をアップしていたら、その動画を見たお客さんはもう見てくれないからね。

——2日に1本ストーリーを書いているとなると、かなり大変だと思うんだけど、どうやってストーリーを考えるの?

サム:ぼくはね、夢をモチーフにすることが多いんだ。朝起きたら、ジッと眼を閉じて、夢を必死になって思い出すんだよ。で、ノートに書いておいて、それをモチーフにしたり、組み込んでストーリーを作ることが多いんだ。

——へぇ! 夢からストーリーか。でも夢ってあんまりロジカルじゃなかったり、唐突だったりして、ストーリーになりにくいんじゃない?

サム:僕の夢は必ずイントロがあって、中盤があって、エンディングがあるんだ。

——便利な夢だね。

サム:そうなんだよ。ラッキーなんだ。

——これからの展望はどう考えてるの?

サム:もっとたくさん動画を作りたいから、動画の編集者をふたり雇って、彼らにお願いしようと思ってるんだ。で、ぼくはストーリーを作って、撮影をすることに専念する。今の倍くらい作りたいと思っているよ。

——いまがひとりで作れるギリギリの量なんだろうね。ありがとう。また日本に来たら連絡ちょうだいね。

サム:うん。日本はぼくに良いインスピレーションをくれる国なんだ。きっとくるし、そのときは連絡するよ。

創作方法は人それぞれ

サムくんはストーリー制作についてよく勉強していて、ハリウッドの映画理論とか、ストーリーの基本を本当によく知っている。

それを必ず守るというわけではないけど、指針にはしているようで、天才肌と言うよりは努力型なのかな、と思った。

そして驚くべきは彼の仕事量だ。旅行中でも朝の5時から5時間くらい黙々とビデオ編集をしているし、家に帰れば、起きてから寝るまでずーっとやってるらしい。

それだけの熱意があって初めて爆発は起こるんだと思う。

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