《心の垢すり》人生で1度は体験したいヴィパッサナ瞑想法とは?

人生に1度は本気で瞑想に取り組んでみるといい。わたしは本気でそう思っています。

瞑想への損な偏見

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わたしはインドで十日間の瞑想修行を受けました。十日というと長いように思われるかもしれませんが、わたしが受講したヴィパッサナ瞑想のコースの中では最短のコースです。

瞑想というと、変な、極端な、イメージが先行している人をよく見ます。「瞑想修行をうけた」と話すと、

「飛べるようになる?」
「ぼくは無宗教だから(瞑想なんて必要ない)」

なんて言う人もいました。はっきり言って損な偏見だと思っています。

瞑想は心の垢すり

瞑想というと「宗教的」だと思う人が多いようです。

あるいは禅を思い浮かべて「苦行」を連想する人もいます。

たしかに宗教的・苦行的な瞑想も存在しますが、すべての瞑想がそうではありません。わたしはヴィパッサナ瞑想しか知りませんが、この瞑想に関して言えば、ひたすら「自分との戦い」です。宗教とも関係ありません。

なにしろ十日間の間、

  • 誰とも話をしてはならず、目も合わせてはならない
  • 本を読むことは禁止
  • メモや日記を書くのは禁止

という具合で、人間としてのアウトプットとインプットをすべて閉ざされます。できることは自分の心と向き合うことだけ……。

結果なにが得られるか?

「あ、こんなに雑念をもっていたんだ」

という実感です。言うなれば、垢すりに行って「あ、垢が取れて嬉しいな」というのと一緒。

垢すりだって1度やったくらいで、身体が完璧に浄化されるわけでもなければ、肉体が生まれ変わるわけではないように、瞑想だって十日間やったくらいで、心が完璧に浄化されたり、悟りが開けるわけじゃない。

「へぇ、普段こんなに垢がたまってるんだ!」

「雑念でこんなに浮かんでくるんだなぁ」という実感が得られる。

それだけのことです。そういう事実を知ることが瞑想の目的だと言ってもいいと、わたしは思っています。

瞑想ってなにをするの?

ヴィパッサナ瞑想では、終始、身体の表面のどこかを観察し続けます。

たとえば目を閉じて、頭のてっぺんのあたりに注意を向けてみてください。しばらくやっているとムズムズしたり、痒くなったり、チクッとしたり、普段気にも止めないような小さな “感覚” に気が付くと思います。

それをただ観察し続けます。

「あ、ムズムズするなぁ」
「チクッとした」

ってな具合に。

それだけです。試しに1時間やってみると、途中で観察するのをやめて、いつのまにか「余計な考え事」を始めます。

「腹減った」とか「あいつに言われたことがいまだにムカムカする」とか、ね。

で、雑念に気が向いていると思ったら、また頭のてっぺんに意識を向け直します。やってみると分かりますが5分だって難しいです。3分だってギリギリ。

それくらい人はふだんから「雑念」に囚われて生きているんです。

瞑想を受けるべきタイミング

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「興味を持ったらそのとき受けるべき」

とわたしは思っています。逆に言えば、興味がないなら受けるべきじゃないし、やっても効果が出ないだろうと思います。自分の心が瞑想に対してオープンじゃないと、終始疑いとか偏見の目を向けながら修行を受けることになり、たぶんおもしろくもないです。

独学すべきではない

で、瞑想の方法は本でも読めるでしょうが、絶対に独学すべきじゃないです。少なくとも最初はコースで習うべき。

1人でやっているとくじけます。1人で1時間も瞑想するのってかなり苦しいですし、やりながら「このやりかたであってるの?」と疑問を持ち続けることになります。

それにくらべてコースで受講すれば1日目から10時間近い瞑想をやらされます。一気に理解が進みますし、わからないことがあれば先生に質問することができるので、不安を解消しながらスムーズに始めることができます。

どこで受けられるか?

ヴィパッサナ瞑想センターは世界中にあります。

世界のヴィパッサナ瞑想センターの場所
世界のヴィパッサナ瞑想センターの場所

各国のヴィパッサナ瞑想センターのリスト

わたしはインドのブッダガヤにあるヴィパッサナ瞑想センターで受講しました。

Dhamma Bodhi Bodh Gaya Vipassana Centre

日本にも2カ所センターがあるので、そちらで受けてもいいでしょう。

日本ヴィパッサナー協会

料金は?

料金は一切請求されません。

この瞑想法がより広く伝わるように、ということで、寄付で運営されています。

十日間の修行ということは、宿泊施設も食事も提供されますが、それらも料金は請求されません。

「請求はされない」と書き、「無料である」と書かないのは、修行の最後に寄付を求められるから。

でも金額も指定されませんし、いくら払っても、あるいは払わなくても、一切小言を言われません。

ご自身で払える額&妥当だと思う額をお支払いすればいいかと思います。わたしも「食費と宿代」として寄付しました。

クリエイティビティとの関係は?

このブログでは「クリエイティビティ=創造性」をキーワードにした記事を書いています。

瞑想ははたしてクリエイティビティに影響するのか?

わたしはYesと考えます。瞑想をやればいい作品が作れる、というほど簡単なものではありませんが、創造性という筋肉があるとするならば、そこに低周波を当て続けているような、小さな刺激があります。

人生で1度はじっくり瞑想を体験してみるべきだと、わたしは割と本気で考えていますよ。

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