先日ブログで書いたとおり、旅で感じたことを短編小説にして、noteというサービスで販売することにしました。なぜnoteなのか? 実はKindleと迷いましたが、どういう経緯でnoteを選んだか、書いてみます。。

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息をするように本を読む人もいれば、本を読むことに激しい抵抗を感じる人もいます。わたしは前者なわけですが、それでも本を読んでいてつまずくことがあるのです。そんなときにどうやって気持ちよく本を読むか? ノウハウとしてまとめてみました。

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Amazonには凄く感謝しています。こうして世界を旅していて、日本語の本を自由に読めるのは本当にAmazon Kindleのおかげです。しかも端末は持っていないのに、スマホ(iOS)のKindleアプリで読めるのです。こんなありがたいことはありません。だけどね、スマホのKindleアプリってひどすぎやしませんか?

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『本棚にもルールがある』は単純な本の整理術ではない。ましてやオシャレな本棚を作るための本でもない。これはひとえに読書家の読書家としての姿勢を問う本なのだ。なぜ本を読むのか? どういう本を読めばいいのか? 読んだ本は捨てるのか? とっておくのか? 読書家ならば必ずぶつかる問題をこの本を解決してくれる。

続きを読む 【書評】本棚にもルールがある——あなたの本は社会人としてまっとうなものか?

「もっと楽しく、もっと気軽に、世界をもっと身近に」のDMM英会話ブログに記事を寄稿しました。それがなんと佐々木俊尚さんに紹介され、書いたぼくにとってもサプライズに!

今回の記事は「英語やりたきゃインドにいきな」という、時代の流れぶった切りの内容です。フィリピン留学とか流行ってる中ゴメンナサイ。

世界一周中の筆者が語る、日本人が英語を身につけたいなら絶対にインドに行くべき5つの理由

インドって深いですよ

ひとつだけ言っておくと、インドで英語は役に立ちます。みんな喋れますから。詳しくは記事を読んでください。

記事を読んで「へぇ」と思ったら、下のFacebook投稿とかに “いいね” したり、“シェア” してもらえるとうれしいです。

なんとこの記事、佐々木俊尚さんにご紹介いただきました! 佐々木俊尚さん、ご存じですよね? Wikipediaから引用すると「日本のジャーナリスト・評論家。妻はイラストレータの松尾たいこ。(佐々木俊尚 - Wikipedia)」

『電子書籍の衝撃 -本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』という本を書かれています。電子書籍の話題が盛り上がったときに評判になった本ですね。

相手が有名な人であれ、そうでないとしても、人から紹介して頂けるというのは本当に嬉しいものなんです。

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さて、ここまでEvernoteとScappleという2つのソフトウェアを紹介してきた。どちらも情報を集め、整理し、発想を広げるという目的で利用し、決して執筆用の道具ではない。そして、ようやく今日執筆の道具として使う2つのアプリケーションを紹介する。

  • iText Pro - 縦書き対応のテキストエディタであり、別名の無料版であるが縦書きで特定のフォーマットで書いている時に禁則処理がうまくいかず、iText Proに切り替えた。こちらはそういった意味では完璧に機能している。
  • Scrivener - こちらは英語圏では非常に有名な原稿オーガナイザー――という呼び方が的確かはわからないが、テキストエディタという言い方は不公平だと思う。はるかに多くの機能を持ち、執筆に関わるすべてのステージに対応しようとしてくれている。

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iText Pro

iText Pro App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥1,400

私の場合、小説を書く時は絶対に縦書きからは離れられない。縦書き、しかも原稿用紙の枚数を意識できるレイアウトでない限り、効率よく、気持ちよく、執筆に取り組めない。小説を書き始めた時、原稿用紙に手書きしていたのが癖になっているのかもしれないし、そうでなくても長さを原稿用紙の枚数で数える文化である小説の世界でそれを意識しないことは許されない気がする。

というわけで私が執筆に使う道具に絶対的に求める機能は2つ。

  1. 縦書き対応
  2. 柔軟なレイアウト設定

レイアウトは基本的に2つを気分で使い分けている。

  • 2段組・各段が20文字×40行 - これは紙1枚あたり原稿用紙換算でちょうど4枚になる。よく、原稿執筆を狙ったアプリで原稿用紙レイアウトでの執筆を売りにしているものがあるが(iText Proしかり)、パソコンで20文字×20文字のレイアウトで書くのは一覧性が悪いように思う。目が悪くなければこの形がお勧めだ。
  • 1段組・39文字×38行 - これは文庫本の形式に近い形式(だと思う)。ある日、手元の文庫本を見ながら近いレイアウトを作ってみたのだが、これが執筆をするうえで気持ちよかったのだ。普段見る原稿は文庫本形式が多いわけで、その形で書くのは書き心地が良かった。

これらの使い分けは完全に気分。最近は後者の文庫本形式がお気に入りだ。

iText Proへの要望がある。些細なことのように見えるが以下の機能が欲しいのだ。

  • 全画面化 - 最近のMac OSXアプリでは全画面化が進められている。集中して執筆するうえで非常に重要な機能だと思う。ぜひお願いしたい。
  • テンプレートの切り替えを容易にできるよう - 先ほど書いたように、書いている最中にレイアウトを変更することがある。文庫本レイアウトで書いていて、枚数を数えたくて原稿用紙モードにしたり、その逆もある。これが現在、手間なのだ。

Scrivener

Scrivener App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥5,400

次にこちらは何とも説明しがたいアプリなのだ。できたらまず他のサイトでScrivenerについて勉強してから読んで欲しいくらいなのだが、あまりにも投げやりなので、少しScrivenerの説明を書こう。

こいつは資料の管理、章や節の管理、アウトライン管理、執筆後の各種レイアウトへの出力などを一手にやってくれる統合執筆環境だ。たとえばアウトラインを作り、その各章を執筆し、最後に容易に前後を入れ替えたりすることができる。また各章の原稿が別のテキストファイルに別れる形となるため、大量の文章を毎回扱わなくて良いという意味でも、軽快に使えるソフトウェアだと思う。断言するが、もし私が英語圏のライターだったら、間違いなくScrivenerで書いていると思う。

欠点は致命的なのだが、縦書きができない。これだけの理由で執筆の中心にはなりえないのだが、それでもなおここで紹介しているのは工夫して使っているからなのだ。それがiText ProとScrivenerを同時に紹介している理由でもある。

Scrivenerは長い文章を章と節にわけて、ばらした章や節ごとに執筆するというスタイルになっている。だからScrivenerの標準的な使い方としては

  1. アウトラインを作る - つまり章や節を作る。これで物語の骨格ができあがるはずだ。
  2. 各章などを執筆する - 英語圏ならばScrivener上で書くことができる。エディタとしても出来は良いので、横書きで良い人ならば日本語でもお勧めだ。
  3. 各章を全部繋げて出力する - ePub形式やテキスト、PDFなど多様な形式で出力することができるので、Scrivenerで構想~執筆~電子書籍作成まで一元管理できる。

問題は上の2だ。私は横書きではかけないので、どうするかというとScrivener標準のシンクロ機能を使う。Scrivenerは内部のコンテンツを特定のフォルダに書き出して、適宜同期を取ってくれる機能がある。たとえば次のような事ができる。

  1. Scrivenerで少し執筆
  2. 同期する
  3. あるフォルダに出力されたファイルを別のテキストエディタで編集
  4. Scrivenerで3の変更を取り込む

この3の行程を私はiText Proでやっている。出力すると章ごとに別のファイルとして書き出されるので、書きたい章を見つけて開いて書けばいい。また、出力先をDropboxの対象フォルダにしておけば、iPhoneから編集することも当然可能だ。私の場合、iPhone(実際に持っているのはiPod)からの編集はしないが、読みながら文章を校正するときはiPhoneからやる。縦書きで読めて編集できるアプリがあるのだ(また別の機会に)。

まとめ

さて、このScrivenerとiText Proは必ず両方を使っているかというとそうではない。Scrivenerを使うのはあくまで長編の時だけ。短編・長編での手順の違いをまとめて締めくくろう。

短編

  1. Evernoteでプロットまで作成。場合によってはScappleだけで完結してしまうこともある。
  2. iText Proで執筆。

長編

  1. Evernoteであらすじくらいまで作る。
  2. Scrivenerでプロット・アウトラインにまで落とし込む
  3. iText Proで章ごとに執筆
  4. Scrivenerで全部繋げて出力

このScrivenerは好きだから使っているという感じだ。なかったらEvernoteですべてやるだろうが、長編の原稿ファイルを1つで管理するのはあまり好きではないので、自分でファイルを分けることになるだろう。その管理をやってくれているのがScrivenerという認識だ。

Scrivenerはテキストファイル以外ならば外部エディタを使うことができる。なんとも皮肉な話である。私はテキストファイルこそ、外部エディタを使いたいのに、だ。というわけでダメ元で開発元へ要望を投げてみた。まァ、すぐには無理だろうが、「文句や不満だけブログに書く」ような人にはなりたくないので、ちゃんとできることは行動に移そうというわけだ。

2013/11/03追記
開発元へ要望を投げたところ、こんな返事が返ってきた。

It's not really possible to allow users to edit files externally because it will lead to a lot of problems in Scrivener. However, Apple added vertical editing to the OS X text system a little while ago, and it's long been on my to-do list to implement it - it's fairly complicated as I need to fully update the page view to work with it, but I do really want to get this into a future version so to accommodate Japanese and other users.
http://www.literatureandlatte.com/forum/viewtopic.php?f=4&t=24868&p=163630&hilit=vertical#p163630

大意
テキストについては外部エディタを使うことを許した場合、Scrivener側で問題が多く、難しい。なんにせよ、AppleがOSXで縦書き対応したテキストシステムを作ってくれているからScrivenerも対応したいと思っているんだ。これは長いことToDoリストに入っているよ。ちょっとばかし複雑で、実装するには全部直さなきゃいけないんだ。将来のいつかのバージョンではぜひこれを実装して、日本人を含めた多くの人に使って欲しいんだ。

というわけで、外部エディタは使えないが、縦書きに対応するということ。期待して待つことにする。ちなみに、別の担当者からは代案として Folder Sync を使おうという提案があった。それがまさに私がやっていることだ。

追記:2015年4月7日

最近はiText Proではなく、Hagoromoというアプリを使っています。いい感じなので、お試しあれ。

旅する作家の道具箱 第6回 期待のHagoormoエディタ

お試しのつもりがいつの間にか1年以上使っていたHagoromoエディタのご紹介

タイのバンコクから1時間半ほど北上した場所へバイクでやってきた。知人のご家族の家がここにあり、そこにお世話になるためだ。ここ数日滞在していたカオサン通りに比べればはるかに静かで快適な場所で、外出したくなくなるほど居心地が良い。

さて、なぜ自分は電子書籍を出版したのか。バイクで走りながら、改めて考えてみた。3つ理由があるので、挙げながら説明してみよう。

客観的な意見を聞いてみたい

私は新鷹会という小説の勉強会に所属し、会社員として働きながら、勉強会で修行している(もちろん旅に出てからは行けてない)。そこでは自分で書いた作品を現役の作家の方に批評してもらうことができる。

今回電子書籍を出してみたいという1つの動機はプロじゃない、普通の読者がどう思うのか、ということを知りたかったことにある。今回無料キャンペーンを実施して、多くの人が購入してくれたので、今後そういったフィードバックが返ってくるのを期待している。

名刺代わりになる作品を公開したい

周りに「自分は小説を書いている」と言ったところで、一般の人が買える範囲に小説が売られていないと説得力がない。今回の出版を期に「ここで買えるよ」と伝えられるのが嬉しい。曲がりなりにも「私は作家です」と自己紹介できるようになるというメリットもある(半分冗談で半分本気だ)。

電子書籍を試してみたい

さて、実はある作家と「電子書籍の可能性」について話をしたことがある。多様な意見が飛び交う中、私にせよ、相手の方にせよ「可能性を感じるから活用してみたい」という意見は一致していた。しかし可能性の話ばかりで、なかなか地に足のついたアイディアや核心が掴めないのはひとえに試したことがないからだと思う。

そこで今回試してみたことを将来何かに活かせるのではないか、と期待している。

漫画を電子書籍で売るためのノウハウなどは割と見かけるのだが、小説となると意外と情報が少ない。せっかくだから、今後の自作の売れ行きや活動をこのブログで紹介したいと思う。

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